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「A、もう少し耐えてください。」
「了解!出来れば早く終わらせて!」
そろそろ僕の方も限界が近い。細かに魔法を使っているが、そろそろブロットがたまりそうだ。
というかおい!3年寮長なにぼさっとしているんだ!
リドル君とアズールが急いでくれれば…
オフ・ウィズ・ユアヘッド
「首をはねろ!!」
リドル君が唱えるとグリムの首にハート型の首輪が嵌められた。
「ふぎゃ!なんじゃこりゃ!」
「ハートの女王の法律・第23条『祭典の場に猫を連れ込んではならない』
猫であるキミの乱入は重大なルール違反だ。即刻退場してもらおうか。」
リドル君が冷たく告げるとグリムは激しく抵抗した。馬鹿な猫だ。
グリムに首輪が嵌められると、あたりを包んでいた蒼炎が消え去った。
「オレ様は猫でもねぇ〜っ!!
こんな首輪すぐに燃やして…あ、あれ?炎が出ねぇんだゾ!」
「ふん!ボクがその首輪を外すまでキミはただの猫同然さ。学園からつまみ出される頃には外れているよ。」
「いや〜、相変わらず素晴らしいですね。リドルさんのユニーク魔法。
絶対に欲しい…じゃなくて僕なら絶対にかけられたくありません。」
アズール…あいつも相変わらずだ。
オフ・ウィズ・ユアヘッド
リドル君のユニーク魔法「首をはねろ」はリドル君が首輪を外さない限り、対象者は魔法が一切使えない。なんとも恐ろしい。魔法が使えないなんて首をはねられたも同然だ。
「どうにかしてください!あなたの使い魔でしょう!?
しっかり躾を「違います!」…え?違うんですか?」
「さっきから言っています!見知らぬけものです!」
視界の端では学園長と魔法が使えない人間…ユウ君がいいあいをしている。
また人の話を聞いていないのか…フロイドでもまだ聞くぞ。
「ごほん!では、学園外に放り出しましょう。鍋にはしません。私、やさしいので。
誰かお願いします。」
本当に優しい人は消火活動を手伝ってくれます〜。と、心の中で愚痴りグリムの首根っこをつかんだ。
「ぎにゃー!離すんだゾ!
オレ様は…絶対、絶対に!大魔法士になってやるんだゾ!」
「ハイハイ、暴れないでねー。んじゃアズール、また寮でね。」
鏡の間を出た後もグリムは暴れまくった。
手をひっかかれそうになった時はさすがに驚いたが…
その後何とか式は終わった
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冬華(プロフ) - ありがとうございます!夢主君のユニーク魔法は近いうちにはっきりと出す予定です! (2021年6月6日 10時) (レス) id: cadeb79dd5 (このIDを非表示/違反報告)
り - 夢主くんのユニーク魔法ってなんですか?とてもおもしろいです、応援してます! (2021年6月3日 23時) (レス) id: d04a74515a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:冬華 x他1人 | 作成日時:2021年1月1日 11時