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―アズールとの契約満了まで、残り二日―
昼休み、俺達は渡り廊下で作戦会議をしていた。
「無敵の契約書を破る方法を探す？
いいじゃん！めっちゃ卑怯だけど。」
「確かにそっちのほうが望みはあるかもしれないな。
卑怯だけど。」
「というか、それ以外に方法がないだろうな。卑怯だけど。」
「うるせー！
もう卑怯だとか言ってる場合じゃねぇんだゾ！」
あまり卑怯な事はしたくないが、そうはいっていられないのも現実だ。
「レオナ先輩は確かに卑怯者だけど、頭はキレる天才司令塔だ。試してみる価値はあると思う。」
…今、しれっとレオナ先輩に悪態ついたな、ジャック。
卑怯か。俺は、どうしてもA先輩のことが気にかかっていた。
攻撃を仕掛けて来たとき、好戦的な様子ではなく、むしろためらっている様な気さえした。
「…ロウ、…ンジロウ、タンジロウ！」
「うわあ！」
グリムに後ろから思いっ切り頭突かれた。
「どうしたんだゾ。いきなりボーっとして。」
「もしかして疲れているのか？すまないな。」
「いや、大丈夫だ。少し考え事をしていただけだ。」
どうやら心配をかけてしまったようだ。何だか申し訳ない。
「とにかく、モストロ・ラウンジのVIPルームに向かいますか。」
「えっ、大丈夫か？というか、何の為に？」
「そこからかよ！いい？俺たちは契約書を盗みに行くの。で、いまこの時間は人がいないはずだから。」
…本当に大丈夫か？心配だ。
ともかく、(乗り気ではないが)俺たちはモストロ・ラウンジへ向かった。
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冬華(プロフ) - ありがとうございます!夢主君のユニーク魔法は近いうちにはっきりと出す予定です! (2021年6月6日 10時) (
レス) id: cadeb79dd5 (このIDを非表示/違反報告)
り - 夢主くんのユニーク魔法ってなんですか？とてもおもしろいです、応援してます！ (2021年6月3日 23時) (レス) id: d04a74515a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬華 x他1人 | 作成日時：2021年1月1日 11時
