令和の時代からこんにちは3【鬼滅の刃】 (ページ31)

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暗闇を抜けてページ31

御館様が緊張柱合会議を開いた

昨夜Aが遭遇したのは鬼舞辻無惨だったようだ

御館様｢どうやらAは鬼舞辻に目をつけられたようだね｣

柱がざわめく

御館様｢何故かは分からないが、きっとAは邪魔な存在なんだろう｣

悲鳴嶼｢では今後Aだけの単独任務は危険なのでは…｣

御館様｢うむ…確かに｣

A｢私は大丈夫です｣

御館様｢でも｣

A｢大丈夫です。今まで通りで｣

御館様｢……ではAの意見を尊重しよう｣

御館様は私の呼吸の特殊性からもそう決めたのだろう、もし遭遇しても1人の方が逃げ切れる可能性が高いから

冨岡｢……もしかしてだが、昨日言ってたことか｣

御館様｢何かあるようだね｣

冨岡｢…Aは生きる意味を見いだせないようです｣

A｢！？｣(何故それを)

御館様｢ふむ、なるほど｣

何がなるほど！？

御館様｢向こうの時代で何かあったのかな｣

A)ﾋﾞｸｯ

図星を付かれ動揺した

不死川｢なんだァ？｣

みんな心配そうに私を見る
しばらく閉ざしていた口を意を決して開いた

A｢必要とされてないから…｣

柱｢…｣

A｢ただの道具に過ぎないから…｣

ボタボタ地面に涙が落ちる。あのAが泣いた

A｢ウチ必要…？1人の“人間”として…｣

不死川｢当たり前だろォ？泣くほどツラいなら口に出すな｣

時透｢僕はAが居なかったら死ぬ｣

胡蝶｢Aと居ると毎日が冒険よ！｣

甘露寺｢当たり前じゃない！Aちゃんと居て退屈した事なんかないわ！むしろずっときゅんきゅんしてる♡｣

伊黒｢Aが死んで後悔するのは俺達だ｣

煉獄｢うむ！私もそう思う！居なくなれば我らの指揮が下がってしまう所か死ぬやつまで現れよう！｣

宇髄｢そんなに不安なら俺の嫁になれ！Aなら大歓迎だぜ！！愛してやる！｣

悲鳴嶼｢嗚呼…私もAは必要な存在だ…｣

私は義勇の方をチラ見した
義勇は無表情で

冨岡｢俺もお前が死ねばお前を殺したやつを地獄の果まで追いかける｣

とらしくない事を言った

御館様｢みんなAが必要なんだ、かくいう私もAが必要だよ｣ﾆｺｯ

A｢御館様…｣

御館様｢Aは生きる源なんだ。Aは？｣

A｢…私は｣

全員の顔を見る。決意を込めた声で

A｢私は、皆を守る為に生きます！｣

A｢でも任務は今までで大丈夫です！｣

御館様｢分かってるよ｣ﾆｺｯ

なんだか視界が良くなった気がした