敵女子！ (ページ4)

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viran1 ページ4

小学校2年memory
日代さんはいつもわたしの側にいた。学年が変わっても、いつも。クラスは同じだったし。でも、彼女のお陰か1年では5回しか欠席することはなかった。
因みに日代さんは１回も欠席しなかった。皆勤賞が欲しいんだとか。
そしてまた、にぃさんの側にもいつもコラデクくんがいた。にぃさんは気に入らないらしく、愚痴を溢している。
にぃさんとは大分会話するようになった。学校の帰りが一緒だからだけど。家では5歳から変わらない、閉じこもり。パソコンばっか弄ってる。
死柄木さんや黒霧さんの方はというと、何にも無し。今、作戦を練ってるらしい。バーには良く遊びに行く。義爛さんも良くバーに来る。ちょっとした世間話がわたしは好きだったりする。
｢響希……？どした？｣
ん。
『にぃさん……何が？』
｢何かきめぇ……｣
え～…………。最近、にぃさんの口が悪くなってきた。きめぇって、小２が使う言葉じゃ無くない？まぁ、わたしも大概だけど。
｢あの、クソデク！何にも出来ない木偶のクセに、生意気なんだよ！｣
そして、改めて分かったことはコラデクくんはクソデクという名前だったこと。間違えててごめんね。クソデクくん……………………。
クソデクくんは何でにぃさんから離れないのだろうか。なにが、クソデクくんを引き留めるのだろう。
小学校3年memory
また、日代さんと同じクラスだった。変わった事といえば日代さんがわたしをクラスの女子に宣伝するようになったこと。
｢だーかーらぁっ！爆豪響希ちゃんは良い子なのっ！あたしの自慢の友達だからっ！｣
まぁ、大方こんなかんじだ。少し恥ずかしい。
にぃさんとはあまり変わらない。いつもと同じ距離感だ。ただ、にぃさんの口が猛烈に悪くなってしまった。ヒーローになれるか心配なところだ。ヒーローになった所で敵っぽいヒーローランキング1位に輝きそうだ。いや、輝くだろう。間違い無い。
クソデクくんといえばやはり災難だ。また、にぃさんと同じクラスになった。だが、このごろクソデクくんはあまりにぃさんとは関わらなくなった。そのせいか、お陰か、クソデクくんには友達が居なくなりにぃさんの愚痴も減った。お粗末さまでした。
死柄木さんと黒霧さんの方も変化ナシ。正直自分が敵なのを忘れそうだ。