敵女子！ (ページ1)

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viran0 ページ1

『貴方が義爛さん？』
わたしは齢5歳で敵に会いに行った。敵も来たのが幼女で驚いた事だろう。
｢…………………………君は？｣
敵の第一声は凄く間の空いたそんな言葉だった。
『義爛さん…………わたしに良い敵仲間紹介してください。』
わたしはいつもの表情で凛として言った。
｢……………………は…………………？｣
敵は唖然としていた。やはり、子供が敵になるなんておかしな事だろうか？
｢えっと……………………まずは自己紹介からね。お名前は？｣
『本名？』
｢えっ？｣
わたしが本名？と聞いたのかよほどおかしかったのだろう。敵は間抜けな顔になった。
｢あっ……えっと、うん。本名で…………。｣
『爆豪響希。年齢は5歳。』
｢あ、はい。で……敵仲間が欲しいの……？｣
『ええ。そうどけど。』
そう言ったはず。
｢………………分かった。とにかく探してみるよ。時間もらって良い？｣
『急ぎはしないから。嗚呼、わたしの携帯番号教えるからそこ掛けて。×××-××××-××××ね。じゃあ、お邪魔しました。良い提案を期待しています。失礼します。』
わたしはそう言って敵から離れた。

義爛side
ったく…………何だったんだ。変わった幼女だった。紹介しろ、だなんて……。あの歳だったら普通ヒーローヒーローっつてんだろ。それなのに…………敵って。まぁ、嫌いじゃないが。