お前しか見えへんし

No.３２ ページ32

大倉side




．








．









「たっちょん！」







うわ、俺正義のヒーローや！←
ドアを開けるなり、やすの腕を引っ張って引き寄せ、抱きしめる

腕の中で泣いてる









「へぇ〜、あんたが大倉言うやつか。俺の章大に手を出さんとってくれる？」

「嫌がってるやんけ。」

「そんなわけないやん。なぁ、章ちゃん」









腕の中のやすはびくっと震え、
言わされてる感満載で、頷いた。









「もうええよ、やす。俺が守るって決めてん、やから、正直になって？」









頭を撫でながら言ったら、遠慮がちに頭を上げてきた
上目遣いでうるうるの目。こんなかっこいいセリフ言うてるけど、内心下心。てへ。←









「ふぇっ、…たっちょんが好きぃ！」









んふふ、なんてイケメンな顔台無しにしながら頭撫でてたら、
腕からすぽっと抜けて、丸山さんの元へ
え、危ないんじゃ…








「まる、聞いて？僕ねちゃんとまる好きやったよ。でも、僕思い出してん。まるとよこちょに会う少し前、僕はたっちょんと会っててん。その時に誓ったの、好きって、…たっちょんのお嫁さんなるて。たとえ、今たっちょんがよこちょと付き合うてても、僕はたっちょんが好き…。あと、１つお願いがあんねん。元のまるに、戻って？」









「んはっ、…章ちゃんには叶いませんね〜笑」

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ラッキーカラー

あずきいろ

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kicyu

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