No.２９ ページ29
安田side
．
．
今日もいつも通り学校へ行く
いや、いつも通りじゃない
いつもと違うのは楽しく話しながら一緒に行っているよこちょと大倉がいないということ
あの時は楽しかったなとか色々思い出しながら涙が溢れるのをおさえながら下を向いて歩く
教室について席につく
「おはよー」
この声が聞こえてきたとき、いつも心臓がドクリと音をたてるいつも鳴っている音がこの瞬間だけ大きな爆発音のような音に聞こえてくる
いつものように挨拶をしてくれるのかと思って
ウキウキしてたら目が合ってすぐに逸らされた
この時、僕の中でガシャンと音がして、
あぁ、もうダメだって思った
いつものように話しかけてよ、僕が話せなくてもいつも近づいてその愛くるしい笑顔見せてよ
それだけが、今の僕の幸せだった
でもね、よく考えるとこの生活前の僕となに１つ変わらへんやん
なのに、どうして話しかけられないことがこんなに悲しいのか。話しかけられることがいつ僕の中で普通に…当たり前になってしまったのか
大倉は僕の中で知らないうちにこんなにも大きな存在になっていて、いなくてはならない存在になっていたんだ
こんな僕が嫌で。前の僕が僕だから、当たり前に話していた僕は僕じゃない
そう、それが答え
誰とも話さない、それが本当の僕なんだよって決め付けるしかないから
それでもついつい目で追ってしまうのは大倉の姿
今日もいつもと同じように机に伏せて寝てるみたい
寝顔…見えるで、可愛ええなぁなんていらないことまで考えてしまう
ふと、大倉が起きて焦って目を逸らす
でもまた目を大倉へ戻す
大倉は何か悩んでいるようで悲しそうな顔してた
話しかけたい。悩みを聞いてあげたい
でも、今の僕にそんなのは出来ないから
もう大倉に嫌われてしもうたから。
遠くからそれを眺める
．
．
放課後になって僕はここで待つんだ、あいつを
皆帰ったあとふと気づく。大倉がまだ寝ている
今ならええよね…
「大倉、何で悲しそうなん。そんなん言う資格ないけど、大倉が悲しそうにしてたら僕も悲しいよ。だって…好きやから…」
寝ている大倉にしか話しかけれないなんて僕は弱いね
静かに涙が落ちたのが分かった
けど、声を出せば大倉は起きてまうから、
今日は教室を変えてあいつを待つことにしよう
ラッキーカラー
あずきいろ
メンバー
kicyu
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 170人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「関ジャニ∞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ヨココ(プロフ) - 初めて、ヨココと申します。すごく、面白い作品ですね( ^-^)続きが楽しみです！ (2016年8月2日 23時) (
レス) id: d4fbe2e5a6 (このIDを非表示/違反報告)
ありさ - 更新頑張って (2015年8月17日 17時) (レス) id: 1de4a12896 (このIDを非表示/違反報告)
安田ふぅちょぱ(プロフ) - エリさん» ありがとうございます＼^^／これから、更新しますね！ (2015年4月19日 17時) (レス) id: 91b524779c (このIDを非表示/違反報告)
エリ(プロフ) - この小説大好きです！更新楽しみにしてます！ (2015年2月28日 19時) (レス) id: 17f277f3d9 (このIDを非表示/違反報告)
豆。(プロフ) - 安田ふぅちょぱさん» スパイかもしれません！wなんか最近、小説書くのに飽きてきてたんですけど、ふぅちょぱさんにそう言っていただけるならもう全力で書かせていただきます！w (2015年1月25日 23時) (レス) id: 659658bdee (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：安田ふぅちょぱ
| 作成日時：2014年10月4日 12時
