なにも言わなくても 3

＊ ページ27

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あなたside






よしっ！！！終わった、



まだ一教科だけだけどね。






でも集中が途切れたからか、



今まであまり気にしていなかった



お腹の痛みが強くなって私に襲ってきた。









『はぁ...、』







痛い中ふと前を見たら、



藤ヶ谷先生となぜか目が合った。



ビックリしてすぐそらしてしまったけど




なんだっただろう、偶然だよね






そんなことより真面目にやばいかもしれない



お腹が痛すぎて唯一得意な
国語ができないかもしれない・・・





ぱっぱと終わらせて、



保健室行こうかな・・・







見直しをしたいところだけど


そんな余裕はない。







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もう限界かもしれない・・・



座ってられない・・・







私はテストは一通り終わったから


諦めて保健室に行くことにした。






ゆっくりと静かに手を挙げた。






そしたら藤ヶ谷先生がきて、









『あの・・・・、』





『体調悪いので、保健室行っていいですか？』






そう言ったら、藤ヶ谷先生は頷いて



少しフラフラしていた体を軽く支えてくれて



とりあえず教室を出た。





私はそんな藤ヶ谷先生にすごくドキドキしていた。




体調が悪いからかもしれない。





私が好きになるわけない、よね。








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