東海のりとるがーる。 (ページ39)

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としみつside

てつやが急に酒を飲もうと言い始めた。
俺はあまり乗り気じゃなかった。

さっきAがりょうてつと買い出しに行った時から自分でも機嫌が悪かったのがわかるし、もうゆめまるとしばゆーと虫さんにはバレたし、全部話しちまったし、

さっきっから無駄にイラついてる。

そして今はAはりょうと飯を作りに行った。
座ってるところからキッチンはすぐ目に入るから2人が笑顔で話してるところが嫌でも見えてしまう。

なんで付き合ってもないのに嫉妬しちゃうんだ。
女々しいぞ、俺。

なんて思ってても心は制御が効かなくて、理性とは裏腹に俺の足は貧乏揺すりが止まらなかった。

て｢ま、あの二人より先だけど飲んじゃお｣

ゆ｢おう。あ。としみつと虫さんとしばゆーの分｣

と｢ありがと｣
虫｢これ十字架引っかかんないやつだ、良かった｣
し｢さんぷぅ｣

((かんぱーい))

イライラしてるのも酒に流してしまおうと俺はぐっとビールを飲んだ。

て｢あ、俺あたりめ持ってたわ｣

虫｢ナイスじゃんてつや｣

2人はあたりめをボリボリと食べながら話す。

早速しばゆーの顔は赤く染まり始めた。
ペースはゆっくり目。

り｢出来たよ～、カルボナーラとサラダ｣

『このカルボナーラ私の特製だよ！』

と｢あ、うま｣

『えへへ.......ってうわぁ！』

照れながら俺たちのところに歩いてきたA。

だけどカーペットには足を引っ掛けてバランスを崩した。
そして、そのまま俺の座ってるところにダイブした。

俺が胡座をかいた足にAの体がすっと入ってきた。

『ご、ごめん！としみつ！』