東海のりとるがーる。 (ページ12)

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としみつside

インスタライブも終わりそのあとも飲んでいた。
飲み始めて1時間近く。
何気ない会話ばっかりしてるうちにお酒は大分回ってきた。
俺はまだ平気だけど、問題なのはA。
あいつは酒は好きな癖に弱いからすぐに酔う。

Aはもう顔が大分赤い。
目もとろんとしてて呂律も回んない。

と｢おーい、A～。大丈夫か？｣

『んぁ～？平気平気～』

と言いながらまだ飲み続けるA。
これ以上飲んだら危ないんじゃないか、と思い、俺はAの持ってる缶ビールを取上げた。

『やぁ～だぁ～飲む～』

と｢もう終わり。俺だって今日あんま飲んでないんだから｣

『としみつのけち～！ポンコツ～！童〇～！』

と｢はいはい｣

俺は適当にAをなだめた。
わーぎゃー騒いでるけど聞き流していた。
Aは酔うと普段からは想像出来ないくらいの甘えたになる。
面倒だけど、可愛いとか思ってる自分がいる。

『んあー！としみつ構ってくんない！！私帰るよ！？』

と｢お前それじゃ帰れないだろ。泊まってく？｣

冗談のつもりで言った。きっと断るだろう、って思って。
酔った勢いに任せようとしたんだ。

『えぇ～、いいの～？』

Aの口からは予想と違う返事が返ってきた。
ちょっと酔いが冷めたのか少しだけまともなことを言ってきた。

『ほんとにいいの？第一私荷物ないけど、』

と｢夜道お前みたいな酔っぱらいが1人なら危ないだろ。ましてや女ひとりだぞ？
服とかは出せるから｣

『やった。お泊まりだ』

また知能が5歳児に戻った。
何気にAを家に泊めるのは初めてで、緊張というか、不安というか、言葉に表しにくい感情があった。

と｢まず風呂はいってこいよ。服貸すから｣

『はーい』