Full Time Lover

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Aside









「むり！あちーー！A、冷房つけてや。」

『ああ、来週修理の人来るけど私の部屋のクーラー壊れてるよ？』

「おいぃ！！考査前に直してもらえや！？」

『なんでウチのクーラーまでれんれんに言われて修理しなきゃなんないのよ。』









「あちぃよー、勉強する日じゃねえ〜！」

『んねぇ、もっとちゃんとしてよ、岸くん全然進んでない！』

「あちぃんだよー。Aちゃんちだから余計緊張で暑さ増し！」

『私のせいかよ！！』








数分おきに交互に文句を言われる。






まだ初夏、のわりには暑いかな？くらいの
気温のせいもあり、数分で集中力が切れる暑がりダメンズ。





そんないうほど暑くないと思うんだけど。









その時、








コンコン。








『はぁーい。』

「あ、勉強中ごめんなさいね、休憩によかったらどうぞ〜。」







母が抜群のタイミングで3人分のアイスクリームを持ってきてくれる。






『暑いって言ってたからちょうどいい！お母さんありがとー！』




「あ、わざわざすいませんほんまに。ありがとうございます！」





「ありがとうございます！！うわっ、美味そー！」




「いいえー、廉くん岸くん。ゆっくりしてってね。」






勉強は全然進めないのにアイスは夢中で食べちゃう私達ね。




食べたらもうちょっとちゃんと勉強しないとほんとにやばい…！

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