今日も君と両思い。# 1【Fischer's】【8人目】

会いたかった人 ページ17

兄ク「よ、A。」

「わあああああ！！久しぶりです！！」

シ「A、めっちゃテンション上がってる。笑」



今、私の目の前にいるのはとても会いたかった人。それはシルクのお兄さん。

相変わらずかっこよくて、筋肉が目立つなぁ...。



兄ク「そんなじろじろ見んなよ。笑」

「だって、かっこいいから...！」

兄ク「おまｯ、そんなこと言ったら俺のもんにすんぞ？」



にひ、っと笑う顔が素敵！それはもう本望です...、なんて流石に言える訳ないな。



「来世は私と付き合ってください。」

兄ク「おう、俺は今世でもいいけどな。」



なんて真顔で言うから照れて顔を隠した。もう私のどストライクすぎる。



シ「A、まじで兄貴に惚れすぎ。」

「いや惚れない人居ないでしょ！？」

兄ク「本当に可愛いよな、A。」



そう言って、頭を撫でてくれる手がゴツゴツとしていて、チラっと見える腕がすごく男らしい。



「もうこの姿はマサイくんに見せられない。だめだ、お兄さんに惚れる。」

シ「なに意味深なこと言ってんだよ。笑」



ぎゃはは と笑いながら突っ込んでくるシルクを放っておいて、お兄さんと目を合わせる。



兄ク「A、今度デートしようぜ。」

「本当ですか！？え、逆にいいんですか！？」

兄ク「おう、どこにでも連れてってやる。」

シ「兄貴、まじでマサイに殺されるぞ。笑」

兄ク「バレないようにこっそりな...。」



口に人差し指を当てて、しー っと私を見るお兄さん。はあああ、もうかっこよすぎてため息しか出ない。



「じゃあ、原宿行きましょ！」

兄ク「いいよ、行くか。」

シ「もうあれじゃね？いとこの女の子連れてきて、1日入れ替えてみれば？笑」

「それ！！いい！！」

兄ク「ハゲクソチビのくせに、いいアイディア思いつくじゃねぇか。」

シ「ハゲクソチビは余計だ。笑」



急遽決まった特別企画。どうなるのかなぁ、ドキドキが止まらない。

とりあえずお兄さんのかっこよさに、私死んじゃうかも。

原宿デート 《兄ク編》 #1→←ドッキリ！！

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