アイスクリーム。 ページ44
「ん〜！お風呂上がりのアイス最高ｯ！」
口の中に甘い味とバニラの香りが広がって、温まった体に冷たいアイスが染み渡る。
お風呂上がりに食べるアイスほど美味しいものはない！！そう言いきれる。
マ「俺にも頂戴？」
私より少し遅れてお風呂から出てきたマサイくんが、私の顔をのぞきこんだ。
わしゃわしゃと濡れた髪の毛をタオルで拭きながら、「あ〜」と口を開けて待ってる。
「やだ、最後の1個だったし〜」
マ「くれないなら、奪うまでだ！」
そう言って私のアイスとスプーンを奪いとり、パクっと1口アイスをすくって食べた。
「ああ〜私のアイス！！」
マ「うまい！」
「ねえ、返して〜！」
マ「やーだねｯ！」
アイスを持った手を高くあげて、私が取れないようにしてくる。
ジャンプしてとろうとしても、マサイくんの背が高すぎて取れない。
「たーべーたーいっ！！」
マ「仕方ねぇな。」
「やった！」
そう言いつつも、またパクっと自分の口にアイスを運ぶマサイくん。
「あ〜！ねぇ、なんで食べ... 、んん 、」
唇が重なり、少し空いた口の隙間からマサイくんの熱で半分溶けたアイスが入ってくる。
アイスは口の中でさらに溶け、喉に流れていく。
マ「... ど？美味しい？」
「もう、1口... 、頂戴？」
マ「その上目遣いはやばいわ、」
そう言うとアイスをすくい、口に入れて私をソファに押し倒しキスをした。
また喉を通る、マサイくんの熱と私の熱で溶けたアイス。
口の端から少しだけ垂れるアイスはぺろりとマサイくんに舐められた。
マ「... やっぱり、アイスよりAが食べたい。」
そう言って、アイスとスプーンがテーブルに置かれて深いキスをされる。
甘い甘い、バニラ風味の優しいキスは私の鼓動を早くさせた。
「... アイスよりも味わって食べてね、」
マ「もちろん。」
アイスで冷えたマサイくんの角張った男らしい手が服の中に入り、ひやりと肌に触れた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 502人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
にとまる。 - 富士急で携帯無くてシルクも見つけられなかったのにだほちゃんに電話しちゃうんですね、、何事。 (2018年11月11日 19時) (
レス) id: 307b4f2a6a (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ - 小春。さんに質問ですけど、マサイといとこちゃんのデートの話はどうなったのでしょうか？ (2018年8月15日 9時) (レス) id: 8e98ba77aa (このIDを非表示/違反報告)
いゆま - 懐かしい思い出のシルクのとこで、涙ボロボロ出ちゃいました(泣)めちゃくちゃ文章力ありますね！ (2018年7月21日 0時) (レス) id: 4cb94a2676 (このIDを非表示/違反報告)
小春。(プロフ) - とむさん» コメントありがとうございます！本当に今まで全然気づかなかったです...。ご指摘して頂き、ありがとうございます(>_>) (2018年7月4日 18時) (レス) id: 6889d6ceb9 (このIDを非表示/違反報告)
とむ(プロフ) - お話読ませてもらいました！ニヤニヤしながらwでもひとつ気になったのが目次？のページのメンバー1人1人話してる部分？といえばいいのかな？ぺけたんがないのはなんでかなと、、、これからも頑張ってください(^^) (2018年6月11日 0時) (レス) id: df8a8bc98b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：小春 。 | 作成日時：2018年4月3日 21時
