今の私ともう1人の私

No28 ページ34

下ネタ入ります。苦手な方は即、次のお話へ！

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「これでやっと2人きりになれた」

「え、？」

「彩、僕はずっと彩が好きだったんだよ？」

そうだったの？

「彩は鈍感だからね」

そっか…

「ねぇ…彩は僕のこと嫌い？」

「嫌いなわけない！」

「ｼｰじゃあ僕のこと好き？」

「…」

「答えられないでしょ？」

「彩が好きなのはさとみくんだもんね？」

「さとみくんも鈍感だからお互いに気づかないんだよ」

‘’とんっ‘’

え、

「ねぇ…僕は彩が大好きだよ？こうなっちゃうくらいね」

‘’ちゅっ‘’

小さなリップ音がなる。
　
‘‘ちゅぅ‘’

息が…足りない…

‘’くちゃっ‘’

口を開けた途端に舌が入ってくる。

「っ！！」

なんも考えられなくなる。

‘’くちゃっ‘’

鳴り止まない音だけが響く。

何…これ…

「はぁ、彩、もっと危機感持たなきゃ…」

…お酒の匂いがする

なんだったんだ…るぅちゃんがいつものるぅちゃんじゃなかった…怖かった…

「それじゃあ、おやすみ、彩」

「…おやすみ」

あれはほんとのるぅちゃん？

違う。あれは、あんなのは、るぅちゃんじゃない。


疲れたな。

寝よう。

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