今の私ともう1人の私

No12 ページ13

今日は日曜日。2月1日｡上杉さんの誕生日｡

「彩〜朝ご飯よ〜手洗ってきて〜」

「はーい今行く」

「今日はフレンチトーストか，クロワッサンよ」

「奈子，クロワッサン！」

「じゃあ私も」

「んー美味しい！」

奈子とハモった。あっそうだ｡ママに言わなきゃいけないことがあるんだった。

「ママ，次の浜田のテストで全科目学年1位とって，秀明のテストで三ツ谷C入るからスマホ買って」

「本当にできるの？まあいいわよ。成績が上がるのなら」

よっしゃ！

「ありがとうママ｡あと今日，KZの数学が天才的にできる友達の誕生日だから，出かけるね」

「ついでに数学教えてもらうのよ？」

「はーい」

ママは修飾語を多くすると一発だからなあ。あと私が天才かもしれない事を知らないからなあ。

誕生日プレゼント，昨日買ってきたんだよね。あの後｡プルシャンブルーのマフラー｡

さあ私に行こう｡

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おはこんにちばんは！

なんとなんと！本日2月1日は！上杉和典様，私の推しの誕生日でございます！

今，学校がオンライン授業で，語れる人が居ないのでここでいいます！

典〜〜誕生日！おめでとう！！これからも一生推させていただきm(((殴

うおー殴られた！改めて！これからも一生推させてi(((殴

上「うるせぇ。黙れ。知らん奴から推させていただくとかいきなり誕生日おめでとうとかおかしいだろ。

そしてなんで誕生日知ってんだ」

それは，愛してるからd(((殴

上「キモっ，ストーカーかよ」

違うもん違うもん…

上「じゃあなんなんだ」

貴方が好きなの。

上「だから，キ・モ・イ・！」

キモくない！私だけじゃないもん！貴方を愛してるのは！

上「もういいわ。え〜，これからもこんな駄作者をよろしくお願いします」

おぉ，さりげなく宣伝してくれた…やはり典は私と両思いなn(((殴

上「そうしないと俺達存在しなくなるじゃんか。馬鹿野郎」

典…メタい。

上「すまん…」

いいよっ！可愛い！

まあこれも私の妄想だけど…

上「駄作者，それこそメタいぞ」

ごめんなさい。まあこんな駄作者を

上＆駄「よろしく。／よろしくお願いします！」

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