私の。 ページ6
「飯要るかー？」
『いえ、結構です。』
「…Bruhー？」
『…』
「ちゃんと食わないと育たんぞー。」
『別に構いません。…それより。』
「それより、じゃないぞ？」
『…はぁ…分かりました、しゅじ…エピックさん。』
「おう、それで良し！」
暫く待っていると、カップ麺を持った主人がやって来た。
「こんなものしかないんだがな…」
『いえ、とても十分です。』
私がこんなものを貰っていいのか？と思える程に。
「…一回出掛けてくるな。ちゃんと待ってるんだぞ？」
『分かりました。』
バタン、とドアが閉じる音がして、麺を啜る音が響く。
あまり食べたことがないものだったので、食べるのに苦戦したが、幸い時間はかからずに食べることが出来た。…正直、かなり多く、割と限界だったのだが。
「エピックー？居るかー？」
誰か、入ってきた…？
…主人の家に勝手に入るなんて…
ドアが開きかけた時、私は思わず困惑した。
何故かと言うと、気配が、あの白黒のスケルトンと同一だったからだ。
「エピ…っ！？」
恐らく驚いたのだろう、赤い大きなナイフを投げて来た。
投げてから、しまったという顔になっているのを確認しながら避ける。
「…あの…」
『…』
「す、すみません！…それと…あの、家に居た…」
『…母の事は気にしなくて結構です。』
「そ、そうですか…」
沈黙が部屋を満たす。
「戻った…ってクロスじゃないかBruh！？」
「あ、エピック…少し野暮用があってな…お前に。」
「おう…？」
「この子の事なんだが…」
『…』
「…リカか？」
「リカって言うのか…この子、プレイヤーの世界から…連れてきちゃったんだが、な…」
「あー…ナイトメアか？」
「…」
苦虫を噛み潰したような顔をしながら頷く。
『…私の母はナイトメアに殺されましたね。』
「What！？」
『…あの、エピックさん、クロスさんの家に行ってもいいですか？』
「はぁ！？」
「嘘だろ！？」
『…』
「いや…俺は構わないんだが…」
「ダメだ、危険すぎる！」
『…なら、私が強いことを証明すればいいですよね？』
「や、止めとけ！」
「…わかった。外で待ってるぞ。」
「…リカ…お前、本気か？」
『ええ。』
「…分かった、行ってこい。」
『はい。』
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diamond(プロフ) - あおさん» ありがとうございます！「駄々っ子」にもコメントくださって……本当に嬉しいです！ (2月12日 15時) (
レス) id: 94e9b3251f (このIDを非表示/違反報告)
あお - こういうけいの小説大好きです！更新頑張ってください！ (2月11日 9時) (レス) @page8 id: 9cceebbfe5 (このIDを非表示/違反報告)
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