Prologue 1 ページ1
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僕の家には謎の男がいる。
両親や周りの人間はまるで昔飼っていた犬に対して接するように気にも留めない。
顔立ちは整っていて、年齢は二十代前半といったところだろうか。
着ている服は、丈が短く袖口が大きく開いたシャツに、黒い革製のズボンとブーツを履いていた。
伸び切った黒髪に、たまにしか瞳が見えない男。犬で例えるならコモンドールだろうか。
名前は
「
そう言うと先ほどまで人をダメにするソファに沈んでいた男が、髪をかきあげながら体を起こしてこちらに歩いてくる。
この切れ長の目。赤色にも見えるけど、ピンクにも近いこの瞳の色。この
「散歩に行こう、お使いを頼まれた」
はい、とエコバックを差し出すと渋々と男は、玄関に向かった。僕は慌ててその後を追う。
僕と男では身長差があり、足の長さが全然違う。
つまり、何が言いたいかというと、足が早すぎる。
「い、
僕の一言で振り向いて近づいてきたと思ったら、いきなり抱き上げられた。
いわゆる、姫抱っこという奴だ。
身長差があるせいか、顔の位置が近くなり、思わずドキッとする。
この男は何を考えているのか全く分からないから苦手だ。
でも、意外に筋肉質な腕の中は温かく居心地が良い。
「う、うむ、ご苦労」
降ろせと言おうと思ったが、意外と楽でこのままで居たいと思って咄嗟に照れ隠しで、つい偉そうな口調になってしまった。
しかし、そんな事は全く気にせず、男は歩き出した。
スーパーに行く道中、誰もでかい男が制服姿の僕を姫抱っこしていることにツッコミやしない。
この状況にも慣れてきた。
違和感を抱くのは僕だけ、他は誰一人見向きもしない。
この男以外にも僕の周りには異物がいる、それは僕の幼馴染の
多分ちょうど一週間前のことだろうか、中学最後の登校日の日に
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夕夜 - とっても面白いです！続き待ってますね。応援しています！！ (2023年5月7日 22時) (
レス) @page43 id: 19daafe7ae (このIDを非表示/違反報告)
地銀(プロフ) - kemさん» ありがとうございます！CSSは自作です（ ; ; ） (2022年7月31日 4時) (レス) id: ace2098bf5 (このIDを非表示/違反報告)
kem - めっちゃ面白いです!!!!CSSってどこのつかってますか?? (2022年7月31日 1時) (レス) @page19 id: c443e77f26 (このIDを非表示/違反報告)
地銀(プロフ) - あーちゃん様さん» 有難うございます！頑張ります（ ; ; ） (2022年7月29日 1時) (レス) id: ace2098bf5 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん様 - 更新待ってます‼めちゃめちゃ面白いです‼ (2022年7月28日 19時) (レス) @page7 id: 875565d54e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：地銀 | 作成日時：2022年7月28日 7時
