風磨廉BL短編

． ページ14

連れてこられたのは保健室。

今日は保健の先生は休みなんだって。


『っ風磨くん！、』
「え、？」


俺の名前を叫んだと思ったら、

いきなり泣き出した。


『っ、も、』

「なに？どした？」

『心配、したんですよ、っ』

「え？どっから見てたの？」

『僕っ、他の部員と喋ってて、、

気づいたら風磨くん、いなくて、、』

「は？」

『で、、風磨くんのこと好きってゆう噂の女の 子、が、出てったから、もしか、したらなっ、て、』

「、ありがとな笑」

『笑い事じゃないですって！』

「ごめんごめん、お前可愛いもん」

『、かわいい？』

「あ、」


口から自然とそんな言葉が出ちゃって。


「いや、今のは違くて」

『、っうそでも！』

「っ？！」

『めっちゃ嬉しいです、』


そう言って抱きついてきた。


「おい、離せよ」

『僕、ほんまに好きっすわ、』

「、、」

『この、好きって気持ち、

絶対いつかわからせます、僕が』


こんなこと言われて、

今まではなんともなかったのに。


なんだよ、この胸のざわつき。



心臓がいつもよりずっと速く、


ドキドキ鳴ってて、締め付けられる感じ。

．→←．

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す