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耳まで真っ赤にして黙りこくってしまう彼に、なんだかこちらまで恥ずかしくなってくる。
とうとういたたまれなくなった俺が口を開いた途端、軽快な音でチャイムがなった。
誰だろうと、この空気を破ってくれたのはありがたい。
若干上擦ったものの、出てきますね！と彼に言い部屋を出て玄関へと向かった。
そして開けた扉の先にいたのは、なみちゃんだった。
「よっ！なんだわりと元気そうじゃん。飯作りにきた。ほら、安静にしなきゃだし、上がっていい？」
いつもの調子で笑うなみちゃんに、思わずどうぞ上がって、と言いかけるが慌ててその言葉を飲み込む。
今日はダメだ。春さんがいる。しかも寝室に。
あらぬ誤解…いや俺的には嬉しいが、変な噂がたてば春さんに迷惑がかかってしまう。
「せっかくだけど風邪うつすと困るからさ！」
「いや別にそんな長居しないし。別に移されても怒んねーよ」
「でもほら迷惑だろ？」
「今更じゃん」
「い、や…ほんと大丈夫だから！なら明日来てよ」
「…なんか必死じゃね？…なに、見られちゃまずいもんでもあるわけ？」
「え、えと実は部屋汚くて…」
「散らかす程物ないだろ。何隠してんの、俺には言えないこと？」
「それは…いや、えと」
「お邪魔しま〜す」
長い論争の後、なみちゃんの強引さに折れてしまう。
するりと俺の側を抜けて、部屋に上がる。
よく家に来ているから、すっかり慣れたものだ。
こうなったら是が非でも寝室にだけは行かせないようにするまでである。
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Td(プロフ) - ともえさん» ありがとうございます。検討致します (2018年12月17日 19時) (
レス) id: 7b29245002 (このIDを非表示/違反報告)
Td(プロフ) - ミオさん» こちらこそありがとうございました。検討します。 (2018年12月17日 19時) (レス) id: 7b29245002 (このIDを非表示/違反報告)
ともえ(プロフ) - 面白かったです！続編希望です！ (2018年12月17日 8時) (レス) id: 3030554e8b (このIDを非表示/違反報告)
ミオ(プロフ) - 面白かったです！ありがとうございました！続編希望です！ (2018年12月17日 2時) (レス) id: f13eb61b67 (このIDを非表示/違反報告)
怠惰(プロフ) - 油菜さん» コメントありがとうございます！そう言ってもらえて嬉しいです！ (2018年3月8日 6時) (レス) id: 49a9a48379 (このIDを非表示/違反報告)
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