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「俺……やっぱり、無理かもしれない……」
「無理って……何が?」
軽く俯きながら、言葉を探すように視線をさ迷わせる宏光。
「……まずね、俺……横尾さんから聞いたけど……
あの手紙の文章、俺が書いたものじゃない……」
「はぁ?」
「太輔は、言葉とか、文に惹かれたって聞いたけど……
俺は、太輔に嫌われないようにしたくて、いろんな人に手伝ってもらった……」
「ちょ、ストップストップ!話が読めない……」
俺は焦るけれど、宏光は聞いてくれない。
そんなこと、こんな仰々しく言うことじゃないでしょ。
「母親とか、友達とか……手伝ってもらったんだ。
本当の俺は、あんな慎ましくもいじらしくもない、言葉遣いだって普通、むしろ汚いし、可愛くもない」
「いや、、可愛いけど……?」
俺が突っ込むと、一瞬宏光は視線を上げて怯んだ。
でも、すぐに戻ってしまった。
「それに……俺、母子家庭で……いろいろ大変だし、迷惑掛けるかも……自己肯定感が低いし……」
進んでいく話に、俺は更にイライラを募らせていく。
コイツは、結局何が言いたいんだ。
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宮良戸舞(プロフ) - 遥廻璃涼さん» コメントありがとうございます(;∀;)嬉しいです!あともう少しで完結する(多分)ので、よろしくお願いします♪ (2017年5月13日 15時) (レス) id: 4fa80bf79e (このIDを非表示/違反報告)
遥廻璃涼(プロフ) - なになに!?最後なに!?きーにーなーる!ピンポン鳴った瞬間の太輔さん、可愛すぎて....むりです(笑)続き待ってますよ(*ノ∀`*)ゞ (2017年4月30日 22時) (レス) id: 817ce73a7f (このIDを非表示/違反報告)
藤北ぷらむ(プロフ) - ニャンちゅう☆★さん» すみません、レスにするの忘れてました(-_-;)えーっと…今こみゅが開けなくて(汗)どなたでしょうか・゜・(つД`)・゜・ (2016年8月19日 13時) (レス) id: 4fa80bf79e (このIDを非表示/違反報告)
藤北ぷらむ(プロフ) - うにゅ、ありがとうございます(`・ω・´)渉のも!?とはどういうことでしょうか…(・・;)えーっと、とりあえず、もうちょっと横尾さんの出番増やします← (2016年8月19日 13時) (レス) id: 4fa80bf79e (このIDを非表示/違反報告)
ニャンちゅう☆★(プロフ) - ぷらむちゃん!いいゃんけ(-´∀`-)渉のもつくってよ〜 (2016年8月18日 23時) (レス) id: 087289424a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:宮良戸舞 | 作成日時:2016年7月16日 19時