君の言葉に恋して

14. ページ15

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「……は？」


好き？
俺を？
どういうこと？？







きらきらした丸い瞳が俺を見上げていて、心臓が高鳴る。
が、びっくりしすぎてそれどころではない。





「……いや、やっぱりいいです
男同士なんて、嫌に決まってますよね……」

「え、いや違くて」

「いきなり、こんなこと言われても困って当然ですよね……すみません」




焦ったように教室をでていく北山くんの腕を再び掴んだ。








「北山くんっ」


「へ？」









「それって、本当？」

「え……はい」

「いいよ」









「……は？」








思考は停止して、どんどん勝手に口が動いていく。止まらない。









「付き合ってもいいよ。
いや、付き合って下さい」









あれ、今俺、何言った？


……付き合って、……って言った？







案の定、コイツ何言ってんの？って顔をする北山くん。









うわぁぁぁ！めっちゃ恥ずい！
何言っちゃってんの、俺！！



いや、もしかして、
勝手に口から出たってことは、本当なんだろうか。

だとしたら、すごいことだ。
俺、いつのまに北山くんと付き合ってもいいって思ってたんだろ……。









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