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風磨は、どうしてあんなこと言ったの？
……好き…だから？
…まさか、そんなことはありえない。
不安が体中を駆け巡る。
聞きたいのに、風磨の口から決定的な言葉を聞くのが怖い。
だって、ただの欲 求不満とか興味本位とかだったらどうするの？
…私…ほんとにワガママだ。
風磨がそばにいてくれるだけで幸せなのに
もっと多くのものを求めてる。
風磨の心を、求めてる…。
その時、玄関ドアが開く音がして
私は思考を遮って玄関に向かった。
風「ただいま。……どうした？」
玄関に走り出してきた私を見て、風磨は少し驚いている様子。
あ「……なんでもないの。お帰りなさい！」
大きな安堵が私を包み、自然と笑顔になった。
リビングに移動して、料理とケーキを並べた。
風磨は美味しそうに食べてくれて、すごくすごく嬉しかった。
食事と後片付けを終え、今は…
ソファーの上で、後ろから風磨に抱きしめられている。
風「…プレゼントは？」
その言葉に、体中が熱を持ち始める。
あ「…えーっと…」
風磨の腕にぎゅっと力がこもって
そのまま…いつの間にかソファーに押し倒されていた。
風「(人1)のこと、もらっていいんだろ？」
あ「…ちょっと待って！」
風「ダーメ。待ってやんない」
風磨は首元に顔を埋め、ゆっくりと舌を滑らせた。
背筋に向かって、ぞくっと何かが走り抜ける。
あ「…んぅっ」
ちゅっと甘い痛みが走り、思わず声が漏れた。
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作者名：北斗七星 | 作成日時：2015年7月24日 1時
