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風「そんな顔してると、今すぐ襲うぞ？」
口元は意地悪な笑みを浮かべているくせに
瞳が妙に熱っぽくて、本気の色を漂わせてる。
あ「…っ遠慮します！！」
風磨の腕の中でじたばたすると
あっけなく体が解放された。
恥ずかしくて恥ずかしくて…
ソファーにあったクッションを掴み顔を埋めた。
顔が火照って仕方ない。
すると、風磨に頭を撫でられて…
耳元で囁かれる。
風「…明日、プレゼントもらおうかな。…覚悟しとけよ？じゃ、お前も早く寝ろ」
風磨の足音が遠ざかっていく。
…覚悟って。
私、どうすればいいの！？
結局、ドキドキしてあまり眠れないまま朝になってしまった。
とりあえず、2か月遅れではあるけど
盛大にパーティーもしよう！ってことで。
私はケーキを焼いたり…いろいろと準備をしていた。
風磨は朝早くに菊池から呼び出され、そちらへ行っている。
風磨は「出来るだけ早く帰ってくるから」と言った後
「昼は少し寝ておけよ？…今夜は寝かさねぇから」
なんて言葉を残していくんだから…
「寝かせない」って、そういう意味だよね…？
もう、ほんとにドキドキしすぎて…おかしくなりそうだ。
全然気持ちが落ち着かなくて、なんとなくテレビをつけた私。
ぱっと映った画面に、泣きそうな女性の顔が映る。
「彼があたしのこと好きなのか分かんなくて…」
…一瞬にして、頭の中が冷静になった。
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作者名：北斗七星 | 作成日時：2015年7月24日 1時
