8話 ページ8
何が何だか分からない……さっきたでここにいたのに
何故目の前に居たはずの占い師はいないのか
だったら今までの時間に起きた事は何だったのか
落ち着かないでいるとシャンクスに肩に手を置かれる
「一先ず船に戻ろう。そこで話を聞かせてくれないか」
「！…うん」
シャンクスに落ち着かせて貰ったお陰かさっきよりも少し気持ちは楽になった
(とりあえず落ち着こう…)
もしかしたら白昼夢だったのかもしれない
でもだとしたら有り得ないほどにリアルすぎる
本当に一体何を見ていたんだろう…
だが手に感じた違和感を見て現実だと思い知らされる事になる
「……………本当だった」
ボソリと小さく呟いた
驚きが隠せずに思わず震えた
だってそうだろう
私の左手には先程占い師に渡された“鈴”があったのだから
船に戻ると偶然にも幹部のメンバーは勿論のこと
ほぼ全員がその場にいた
ヤソップさんとシャンクスは肩を落とし俯く私を見て「どうしたものか」と首を傾げる
ホンゴウさんやベンさん、ルゥさん達他のメンバーも状況が掴めずにいた
シャンクス達には何があったのかをまだ話してはいないのでとりあえず話をすることにした
「何があったか、話してくれないか」
「うん……実はさ、さっきね…」
ポツリポツリと今しがた起きた事を話し始めた
占い師は何を見たのか、何故私の前から消えたのか
謎は山積みだった
「で、それがその鈴か?」
「うん」
ベックさんは私から鈴を受け取るとじっくりと観察した
だがどう見ても怪しい気配等もなく、至って普通の鈴のようだ
「狐の窓というのは音彩の世界でもあるものなのか?」
「占いで狐の窓を使うとかは聞いたことないけれど、知ってる人は知ってるって感じかな?こんな風に両手でね…」
私は先程の占い師同様、同じやり方で手を組んで狐の窓を見せた
「それで呪文を3回唱えてここから覗くと相手の正体がわかる、っていう…昔からあるお呪いみたいなやつかな…」
ホンゴウさんに言われて狐の窓のやり方などを説明した
(実際視えるのかは分からないけれど…)
「はぁ……代金受け取らないっていうのが尚更信憑性があるよねぇ…」
もし詐欺とかなら問答無用で買わせたりお金とか払わせそうだし
それをしないのが逆にかえって真実味を増す
もしかしたら本当に私に何かが憑いてるのかも…
そう考えたら身震いが止まらなくなる
「最悪だぁ……」
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はる - 初コメ失礼します!!この小説大大大大大好きです!!これからも頑張ってください!!応援しています!! (11月13日 13時) (
レス) @page31 id: 41084e4d77 (このIDを非表示/違反報告)
さ々なら(プロフ) - カワセミさん» カワセミ様、コメントありがとうございます！更新に時間がかかってしまい申し訳ないです🙇♀️💦この度新しく2話公開させていただきました！ぜひ最新話を読んでみ下さい！感想ありがとうございます✨ (9月7日 2時) (レス) id: 2837963d9b (このIDを非表示/違反報告)
さ々なら(プロフ) - いるかさん» いるか様、コメントありがとうございます！更新に時間がかかってしまい申し訳ないです🙇♀️💦この度新規で2話公開しました！ぜひ読んでみてください！感想ありがとうございます✨ (9月7日 2時) (レス) @page29 id: 2837963d9b (このIDを非表示/違反報告)
カワセミ(プロフ) - 続きが、、、！！！続きが気になりますう！！！！！！！！！うおお待っております（ ; ; ） (2023年2月3日 22時) (レス) @page26 id: 9f805037c4 (このIDを非表示/違反報告)
いるか - 続きがめっちゃ気になります！楽しみにしてます (2022年12月26日 12時) (レス) id: 99e1269188 (このIDを非表示/違反報告)
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