異世界7 ページ9
「お友達ごっこなら他所でやれ」
「ここは……ヒーロー科だぞ」
言ってはいけないけど小汚い人が現れた。
てか多分、先生だよね？先生が寝袋から出てきていいの？
ねえ？？？
……あれ、誰もそこに突っ込まないの？え？
先生ってなんだっけ？？？←
なんかグラウンドにでろって言われたんだけど…
やべぇほとんど聞いてなかった(⌒-⌒; )
とりあえず更衣室行けばいいのね？
ok!
＿＿＿＿＿＿＿＿
『……』
「？」
『……発育の暴力((ﾎﾞｿｯ』
「……同士よ」
『！名前は…？』
「耳郎響香」
『！よろしく、私は銀切A』
「よろしく。」
入学初日。
私は、発育の暴力による精神ダメージを受けている同士を見つけた。
や っ た ぜ
＿＿＿＿＿＿＿
「「個性把握…テスト！？」」
どうやら個性把握テストと呼ばれるものをするらしい。
サーヴァントらしい結果を出せればいいのだが…
その後、様々なものをした。
ボール投げはもちろん１位。
走るのも得意だったため1位。
全体的に1位だ。
ただ、最下位は除籍処分……。
先生の目は嘘じゃなかった。
あの目は本気だ。
合理的虚偽……だったとしても、あの時までは本気だっただろう。
あの女の子が言っていたけど、はじめは本気だったはずだ
『合理的……ね』
せいぜい、除籍処分にはならないようにするんだね。
私が除籍処分なんて、ありえない。
されたら笑われてしまうからね！
まあ今日は帰るらしいので、考えていることはやめて家へと向かう。
ちなみに家はあちら(カルデア)が用意してくれたもの。
一人暮らしでも充分やって行ける。
食べ物などはなくてもいいので、買っていない。
赤い弓兵のご飯が恋しくなるな…
ササッとここの世界から帰って、みんなのところに戻りたい。
スマホのロック画面には、1度マスターが強制で撮った写真がある。
真ん中に私がいて、両端にロビンとビリーがいる。
写真の右側にビリーがいた。
つまり、この時の私の左側。
『この頃だっけ……。私が、グリーンとかサンダーとか呼び始めたの。
そして、ビリーを好きになった時……かな。』
私達はサーヴァントで、生まれた時代も死んだ時代も違う。
生まれた場所も違う。
私は本当の英雄じゃない。
この想いを伝えたって、意味は無いし叶わない。
ただ、想うことだけは許して欲しい。
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作者名：えるるぅ | 作成日時：2019年1月23日 20時
