少年悪漢王の半身はヒーローを目指すようで (ページ7)

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異世界5 ページ7

『あなた達は誰ですか』

突然現れた鼠。

ネズミなのかクマなのか……その正体は校長さ！

そんなふうに決め台詞を言った。恐らくこれも個性だろう？

「君に雄英高校へ入ってもらいたくてね！」

『……そのために？』

残念だけど、今の私はヒーローになる気なんてさらさらない

「言い方を変えようか！

君の力がヴィラン側につくと、こちら側も危なくなる！」

『……なるほど。念の為の保険ということか』

「まあそうなるね！言い方は悪いけどね！」

こう直接言えるのは評価する。こちらも、回りくどい言い方よりド直球に言われた方が楽

『…まあいいだろう。』

「そうか！

君は試験を受けなくてもいいよ！ただ、その代わり…」

＿＿＿＿＿＿＿＿___

『私の早撃ちに勝てる奴なんざ、サンダー以外にありえないよ』

銃のリロード。
弾の量。

敵の、数

「その代わり、君の力を見せて欲しい。
ロボットを相手に戦って欲しいんだ」

その言葉を聞いた時には、楽勝だと思った。

『遅い！！！』

全ての動きが、遅い。

あいつらの3秒は私の中の1秒。

早撃ち勝負で私が勝てなかったのは、あのアーチャーただ1人。

私の半身。

『こんなのに負けてたら、彼だけじゃない。

全サーヴァントに鼻で笑われる』

残り、30秒＿＿＿

残る数はあと＿＿＿＿

3.

2.

1.

『これで終いだ！！！！！』

個性については教えていない。

教えたくないと断固として否定したから

銃を瞬時に出し、戦う。

個性だと思っているのだろうか。苗字は偽装を使った

銀切 A＿＿＿。

個性、不明。