異世界4 ページ6
街を歩いていると、ザワザワと騒ぎ始める人々を見つけた。
なんの騒ぎだろうか
悲鳴も聞こえてきた
これはただ事ではない。そうおもい、自慢の目で見ている。
目はとてつもなくいい。
アーラシュには劣るが、それでも人間を軽く超えるだろう
どうやらヴィランと呼ばれるものが、少年を襲っているようだ。
嫌でも、耳に入ってくる会話
「ヒーロー動かねえのかよ……」
「有利な個性がないんだって。オールマイトを待つしか……」
オールマイトについても、教わった。
平和の象徴と言われ、日本の救世主とも言えるかもしれない
『ヒーロー……個性で人質を助けられないからっていう理由だけで救わないの。目の前の…子供を。
あいつらにヒーローなんて名乗る資格、ない…！』
ただし、突っ込んでも顔出しされるかもしれない。
テレビ等に出されたら……！
しかし少年を救わなければ。
その時、男の子が飛び出した。
周りは戻れだとか言っているが、私は……
『少し手助けしよう。
さて、やるか』
銃刀法違反で捕まりたくないので、体術で仕掛ける。サーヴァントに、適うはずがない。
『ぜやぁぁぁぁ！！！！』
背が低いので、歳が小さく見えるかも。
しかし死.んだのがこの時期だったから仕方ないだろう。
……何歳だったかな？
体術は得意な方だ。
相手に力強い蹴りを入れ、殴る。
周りは唖然としているが、今のうちに動くというものがないのか。
ヒーローなんだろう？
「お、オールマイトォ！！！」
「もう大丈夫！！
わたしがきた！！！」
『あれがオールマイト……』
気候を変えるほどのパンチ。
なかなか強そうだな。
「きみ、まだ子供なのに凄いね！良かったら将来、私たちの事務所に…」
『人質を助けずに見てただけの人達の場所へ行っても、何も学べないので。
それに私、ヒーローはあまり目指してません』
「っ……！？」
『あの。その子を叱るよりも、自分たちを叱ったらどうです？』
その後に、飛び出した少年を叱っていたヒーローたちの元へいき
そう告げる。
『けど、君も気をつけなよ。1歩間違えれば死 んでたかもしれない。
最悪、人質も救えなかったかもしれないんだ。
それでも、助けようとした気持ちは大切にしなよ？』
少しだけ注意しながら、微笑んだ。
「はっはい！ああありがとうございます！！」
あ、が多いな……
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作者名：えるるぅ | 作成日時：2019年1月23日 20時
