異世界36 ページ46
『マジ……？』
「まじか……」
まさか轟が来るとは思わなかった。
エンデヴァーの息子だっけか？多分、あまりよく思ってないんだろうなあ
『どんな人なんだい？』
「クソ親父だ。」
『あ……うん』
多分聞いちゃいけないことだったと思う。
『選んだのになんで、と思うかもしれないけど、私あーいう人は苦手だな。』
「じゃあなんでここにしたんだ」
『ウチの家族(？)、剣、弓、槍、体術、騎乗、回復、(魔術)飛行＿＿_すげえたくさんのことが出来るんだよ。
なにしろ、全てにおいてプロがいる』
「なんか、色々とすげえな」
『私のこの銃……エイム力とかは生まれつき。
その力をもっと鍛えてもらったんだ。
んで、彼氏はガンナーのプロ(？)』
「もういい」
『？そう』
だべりながらも、表情は笑っていない。
いや、正確には笑っているようで笑ってない。
轟は相変わらず真顔だ。
嘘でも、笑っているなんて言えない。
『そういえば、そいt……エンデヴァーってどんな個性なの？』
「……」
『見る限り炎だよね？え、水かければ終わりじゃないの？違うの？
……もしそうだったら弱過ぎない？え、違うよね？ね？』
「……」
なんか笑ってない？震えてるんだけど。
父親がそんなふうに言われて笑ってる人初めて見た。
てかなにか喋れよ。
「ついたぞ」
『無視なんだね…』
＿＿＿＿＿＿＿＿＿_
『よろしくお願いします……』
相変わらず、敬語はなれない。
しかも親子で言い争ってるし。
挙句の果てにはなんか始まるし。
『え、え？』
氷と炎のオンパレードだよ。
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作者名：えるるぅ | 作成日時：2019年1月23日 20時
