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異世界25 ページ29
『ビリー……その、嫌だったらごめん。』
「？？？おだいは？」
『……』
何も言わないで走り出すA
つられながら走っていくビリー
「1番目にゴールしたのは銀切A！！！！
お題は……！！！！」
「好きな人！！！！」
黄色い歓声が上がっていく。下を向いたままのAは赤面をしていた。
理解するのに3秒。
ビリーも同じように顔を真っ赤にしている
「青春っていいな……！」
「あいつ…」
『その……好き、です』
もっと黄色い歓声が上がるのがわかる。
ここまで来てしまえば、やるしかなかったのだ
「あ……え？」
「その……僕も…………好き」
「1のA！！！全国の人達の前で新たなカップルできたぞ！！！」
「マイクうるせぇぞ」
「付き合ってください」
『……はい』
すごく小さな声だったけど、聞き取れた。邪魔になるので直ぐに別れたけど顔の熱はさがらないままだった。
「Aちゃああああああああんんん！！！！！」
「くっそぉぉがぁぁぁ！！リア充め！！！」
『……だから嫌なんだよ…っ！仕組まれてた。
絶対にあれは仕組まれてた……』
「やっぱり好きだったんだね〜？
コスチュームもそうだったからね〜！？」
『だあああ！！！もういいでしょ！！！』
私は今日、人生で一番幸せな日だと思います。
好きな人と、両思いで。
付き合うことになりました
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作者名：えるるぅ | 作成日時：2019年1月23日 20時
