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異世界22 ページ26
体育祭当日。
(私が……1位になったら……)
Aは、それだけを考えていた
マスターに言われたこと。
そんなの分かりきっていた。
サーヴァント同士だって、恋をしてもいい。
ただ、いつか消えると知っている相手を失うのが怖い
永遠なんてものはこの世にない
ただ、それでも。
少しだけなら＿＿＿＿＿＿＿？
そう考えてしまう
神様どうか、Bad Endだけはやめて欲しい
『たった一言いえばいい。……たった一言』
好き。そう言えばいいだけの話だ
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「ところでビリー、今日が当日なわけだよ」
「知ってるよ」
「Aが1位になったら告白すればいいんじゃない？」
「……ねえ、ロビン？」
「俺じゃねえよ！てかわかりやすいんだよお前ら！！」
「メイヴちゃんらへんは気づいてると思うけど」
「嘘でしょ…」
そんなに気づかれてないと思っていたのか、ビリーは手で顔を隠す
「んー……でもAが誰かの彼女になるのか……。
ビリーならいいが何処の馬の骨か分からない奴と付き合わせるよりはマシだよ」
「それな」
「意気投合しないでよ。
てかロビンはAの父親か母親なの？」
「ロビンはお母さんだね」
「なんでだよ！？」
茶番をしながらも、ビリーはちゃんと考えている。
「……ねえ」
「なに？ビリー」
「……告白ってどうやってやるの」
「……」
「……」
「「告白するのか！？！？」」
「ちょ、声でかいんだけど」
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作者名：えるるぅ | 作成日時：2019年1月23日 20時
