四話 ページ4
「さて、そろそろ朝御飯にしましょうか」
ギ「ん?お前が作るのか?お前は其処らの雑種からすれば相当裕福だと見えたが…使用人ならば幾らでも雇えよう?」
「私、料理好きなんです。…趣味みたいなもので(微笑)」
ギ「…ほう、ならば我に舌鼓を打たせるくらいの物を献上してみせよ!」
「さ、最善を尽くします…!」
ーーーーーーーーーーー
「よし、出来ました!」
私が作ったのは味噌汁とお浸しとだし巻き卵と煮物と焼き魚、あと白米!
王様に食べてもらうんだからもっと豪華な物が良いのかな?とも思いましたが、やっぱり日本ならではの和食を味わって貰いたくてこのメニューにしました
腕によりをかけて作ったので味は問題無い筈です!
「出来ました、ギル!」
ギ「おぉ!これが和食というものか!」
「お腹空きましたね…早速食べましょう!」
ギル、どんな反応するんでしょうか!楽しみです…!
ギ「…おい、これはどのようにして使うのだ…」
私の前には箸の持ち方で悪戦苦闘しているギルが居た
「(しまったーー!ギルは箸使ったこと無いんですよね!あたりまえか!!)」
ギ「…これでは折角の料理が冷めてしまう…」
「すみません!…今スプーンかフォークを…」
ギ「いや、お前が食べさせろ」
「…へ?」
ギ「聞こえなかったか?律、お前が我に料理を食べさせろと云ったのだが」
うっ…圧がすごい…(汗)
「で、では…失礼します」
そう言って私はだし巻き卵を取って彼の口に近づけた
「…ってギル?口を開けてくれませんか?」
ギ「…こういう時には何か云うとこがあろう?律」
「っ…」
「あ…あーん…!///」
ギ「…んっ(パクッ」
ギ「(モグモグ)…んっ!これはまた絶妙な味よなぁ!!ふむ、悪くない!残りは自分で食べるとするか」
そう言ってギルは自分で箸を持って普通に食事をし始めた
「…ちょっ…!普通に箸使えるじゃないですか!!!」
ギ「あぁ」
「さっきのは一芝居売ったっていうことですか!?」
ギ「あぁ」
ギ「先は中々良いものを見せてもらったぞ、律(ニヤリ」
「なっ…ななな…//…忘れてください!!///」
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アカリ - とても面白いです！続き待ってます！ (2020年3月22日 0時) (
レス) id: e6406894ba (このIDを非表示/違反報告)
カガミ - ドゥさんさん» ありがとうございます!これからもかっっっけーギル様をお楽しみください!! (2020年1月30日 22時) (レス) id: 98faa8a97d (このIDを非表示/違反報告)
ドゥさん - ギルがかっっっっけーー！ (2020年1月30日 16時) (レス) id: 9848673dd3 (このIDを非表示/違反報告)
カガミ - 秋が生きやすいさん» 本当でした(苦笑)すみません、ご指摘ありがとうございます! (2020年1月20日 23時) (レス) id: 98faa8a97d (このIDを非表示/違反報告)
秋が生きやすい - 『緑矢』やのぅて『緑谷』やで？ (2020年1月20日 21時) (レス) id: b5da190667 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カガミ | 作成日時：2020年1月13日 3時
