神対応 ページ29
『ったくちゃんのバカ！バカバカバカ！！！』
たくちゃんに対しての怒りを吐き出してたら、
なんか急に目の前が暗くなった________
？「A？！」
誰かに名前を呼ばれたけど、それが誰かも分からないまま、私は意識を手放した。
side32
それはたまたまだった。
休憩に入ったところで、ロッカールームへ向かおうとすると、
『バカバカバカ！！！』
突然聞こえたAの荒々しい声。
拳を握りしめて、今にも泣きそうな顔してるAがいた。
まぁいつも通り卓とケンカしたのかなって思った。
慰めに行こうとしたところで、突然Aが力が抜けたように、その場に倒れた。
32「A！！」
直ぐにAの元へ駆け寄り、必死に名前を呼んだ。
だけどぐったりしたまま、真っ青な顔。
25「谷内？…どうし…A？！？！」
そこにちょうどよく来た宮さん。
宮さんの声にワラワラとみんな集まってくる。
22「顔青すぎんだろ」
3「とりあえず医務室連れてくか」
25「遥輝！卓呼んでこい！」
いわゆるパパ組がテキパキと冷静にAを医務室へ運んでいく。
対応が神だ。
22「谷内ー、何があった？」
32「俺にも分かんないっす…ただ、ひたすらバカって呟いてました。そしたらいきなり倒れて…」
3「また卓かなー。笑」
22「っち、世話のやけるやつだ。」
25「説教だな」
3「気づいてないみたいだしね。」
賢介さんの言葉には俺も意味が分からなかった。
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作者名：Chon． | 作者ホームページ：https://marshmallow-qa.com/ys123f79
作成日時：2019年3月25日 12時
