【七つの大罪】【男主】副団長？あぁあいつは最強だよ（3） (ページ5)

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88話ページ5

ゼル「魔神王は幼子に魔界の秘術に関するあらゆる知識と女神の洗脳術を防ぐ加護を授け

最高神は幼子にいかなる闇の呪いと戒禁すら無効にする加護を授けた

だが幼子は加護を得た挙句両者を拒んだ……

神を欺くとはな

怒った2人の神は千日間都を呪いと死の霧で覆い炎と雷の大雨を降らせベリアルインを滅ぼした

……が神の加護と【無限】の魔力を持つ幼子はそれを難なく切り抜け姿を消した

その悪名高き大物とこうして見えるとは

確か今はマーリンだったか」

僕らはいつの間にか雲の上に来ていた

ゼル「……今度は何を企んでいる？

答えろ」

ゼルの低い声が静かな空に響く

マ「かいかぶりすぎだ……私のことはどうでも良い

それよりお前の目的はコレだろう？」

マーリンの手にはメラスキュラが入った試験管が浮かぶ

マ「解せんのはゼルドリス

兄を恨んでいるはずのお前が

何故裏切り者のメリオダスのために戒禁を集めるかだ

魔神王の力の欠片である十の戒禁をメリオダスに与え

奴を魔神王にすることになんのメリットがある？」

ゼル「答える義理はない……だが貴様と争うつもりもない

それを渡せば〈七つの大罪(きさまら)〉を見逃してやろう」

マ「なるほど…取引か

少々惜しいが止むを得まい」

マーリンはメラスキュラをこちらに投げる

それをゼルドリスが取ろうとした瞬間パーフェクトキューブをマーリンが発動した

ゼル「貴様！」

マ「くれてやる分にはいいが……それだけでは正直見合わん

もう少し色をつけてもらおうか」

ゼル「………言ってみろ」

マ「エリザベスの身柄を引き渡してもらおう

エリザベスにはあと三日…いや、あと二日と少しの猶予しか残されていない……

このまま魔神の巣窟にほおっておく訳にはいかん」

あーやっぱりエリザベスだよね……でも……

『マーリン、残念だけどそれは無理かな』

マ「ﾋﾟｸｯ……なに？」

ゼル「メリオダスは絶対に拒否するだろう

その呪いを解くためにメリオダスは魔神王の力を手に入れようとしているのだからな

だが安心しろ

メリオダスが護っている限り誰もエリザベス(あのおんな)に手出しはできん」

マ「……信じよう

だがそれでは取引には応じられんな」

ゼル「なら別の要求にしろ」

マ「……では

キャメロットの王の身柄を引渡してくれ」

ゼル「それも却下だ」