Another story (ページ4)

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内容ページ4

SGside

「…要するに、詳しい情報が欲しいって事だな？」

V「はい、紙切れならいくらでも出すってヒョンが」

今回の依頼は〝ボスの弟の情報〟今まで行方不明な弟がヴィラッドの人身売買でセリに出されるらしい。グループの情報集めが得意なジュンミョニヒョンでさえ分からなかった、という。ヴィラッドの情報機関は今の最先端であり、警察でもバレた試しがないと聞いたがまさかあれ程までとは…

……ただ、それと同時に悪い話ではないと思った。あそこの情報はあまりで回ってない分程、情報の価値が高い物はない。俺はすぐ契約書を出し、自分の名前が書けないテヒョンの代わりにペンを走らせる。

「タオ、出来るか？」

TO「タオが出来ないはずないでしょ、やる。…紙切れは九割ね」

「あぁ、それは十分分かってる。任せたぞ」

何時もの笑顔ではなく。ニヤッとした笑みを浮かべながら頷くタオを見ると、久しぶりだからかとても楽しみな感じが伝わってくる。また、それを見たテヒョンもニタニタと気持ち悪い笑みを浮かべている。タオはテヒョンに目をくれず強制的に親指に朱肉を付けると契約書に拇印を押させ、俺に契約書を渡すとすぐさま衣装部屋に入って行った。

V「ひひ……良かった…もし引き受けてくれなかったらヒョン達を殺せって言われてたからさ！」

「そんな事だろうと思った、俺達が断るわけねぇだろ」

何年の付き合いだと思ってるんだ…なんて考えたりもしたが、もし、本当に俺を殺すならテヒョンを寄越さない。

V「じゃあ、ヒョン！俺は終わったので帰りますね！」

「さっさと帰れ、もう今日は止めておけよ」

テヒョンは子供の様に返事をしながらフードを被ると、足早に部屋から出て行った

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Item

紙切れ： Mentallyillは金の事は興味がないため、そう呼んでいる

それとは逆に情報屋であるHintのメンバーは金が必要であり、其々に大きな種を抱えているらしい…

ヴィラッド：闇市で人身売買から臓器売買までしていて、規模が大きい。

今まで一度も情報漏えいがなく、情報採取が困難とされている。