BTSの天使ちゃん

. ページ20

『羽生 Aです！よろしくお願いします！』




潤『羽生 潤です。よろしくお願いします』




早速練習に入れてもらい潤と他の子達と練習をした




人見知りのある私は潤と違って馴染めなかった
潤は友達が出来て楽しそう





『じゅー、ここのステップなんだけど』





潤『ごめん、友達に呼ばれたから行ってくる』




『あ、うん』





講師の方にも気を使って貰って有難かったけど、寂しかった




講師『A！遅れてる！』




『あ、はい！』




そんな日が何日も続いて泣きたいけど、弟の前では泣きたくなかった




このままじゃダメだと思って自主練をしに行った
1人で音楽をならして踊る



『はぁっ･････はぁっ･･････』




息があがっても辞めなかった
下手くそで追い出された日もあった




弟は誰が見ても私より上手だった
悔しくて悔しくて、こっそり泣いた



どれくらい踊ったんだろう



疲れ果てて思わず座り込む




"『あの、大丈夫ですか？』"



近くで声がした方を見ると歳上の男の人が私を見ていた



『大丈夫です』




"『えっと、Aちゃん？』"




『あの･･･』




"『あ、ごめん。日本人の姉弟が練習生になったて珍しくて噂になってて名前知ってるんだ』"




『なんでここに？』



"『誰かいたから誰だろうと思って見たらAちゃんだったから。あ、俺の名前はチョン・ジョングク』"



よろしくって右手を差し出すチョン・ジョングクさんの手を握る



あとから聞いたけど、人見知りだから自分から話しかけたのは私が初めてなんだって



私には何故か話しかけられたらしい





グク『グクとか好きなように呼んでよ。俺もAって呼ばせて貰うね？タメでいいよ』




『分かった、グク』




これが私とグクの出会い

.→←.

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す