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# Myuto
ある日校庭の隅でタバコに火をつけようとしたら、後ろから体重がかかってきた。
「ゔっ、」
おぶさるようにして、そのまま首をホールド。
容赦無い、男の力。
…何なの！？絞め殺されんの俺！？
そう思って振り向こうとした瞬間、記憶にある匂いで犯人に気付いた。
「……顕嵐ちゃん」
「……お疲れ様です」
グググっと尚も俺を殺害しようとする美少年を無理やり引っぺがして、
「何なの、」
そう睨むと、そいつはもう既に俺に飽きたのか、ぼんやりと校庭の向こうを見つめていた。
「……しめ？」
天使みてーな明るい笑顔で、Aの手を引き歩いている。
「……まじで爆発しねーかな」
「！？」
柄にもない凶悪且つ乱暴なこと呟くから、
その爽やかなルックスに、唯一濁って見えた瞳の奥をチラッと一瞬覗き込んだ。
「……なんすか」
態度悪っ。
俺一応先輩なんだけど。
ようやく火をつけたタバコを吸い込み、
「……シスコン過ぎんだろ」
割りかしクールに呟けば、
「ヤンキーには言われたくないっす」
反抗的なセリフで目線を逸らす。
「童貞には言われたくねーな(笑)」
後輩相手に負けじと打ち返すと、
「別に好きでそうなってるわけじゃないんで。
チャンスはありましたし。
あ、あと変態には言われたくないっす」
「(笑)」
ようやくハキハキと、俺と同じくらいに負けず嫌いなその目で見返してくれた。
「…そんなにしめが相手だと不満？」
弟の複雑な心境を気遣ってやると、
「……美勇人くんは、姉貴じゃなくて良かったんですか？」
「……」
見つめるさっきよりは透き通って見える瞳。
確か前もやったような、このやり取り。
あん時は、俺の失恋と新しい恋への切り替えの早さをからかうような態度だったけど、今は…、
「……なんで姉貴じゃ、だめなんですか」
若干俺に縋ってる…？
「…なんでって」
「ぶっちゃけ、姉貴の方がいい女っすよね」
「今更そんなこと言われてもな」
だって俺には萌がいんだし。
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花山明(プロフ) - ラブコンシリーズはじめ、ODGさん大ファンです！毎週少なくとも3.4回は作品を読み返させていただいています！！いつもありがとうございます！ (2018年10月14日 23時) (
レス) id: d2ca6235a2 (このIDを非表示/違反報告)
ユーナ(プロフ) - ラブコンシリーズの大ファンです。更新とっても嬉しいです、ありがとうございます。 (2017年12月14日 19時) (レス) id: 0f8c6b3b2a (このIDを非表示/違反報告)
ふうこ(プロフ) - やっぱり高校生編が初々しくて一番好きです！ピアスってこういう見方だとエロいですね(笑)色んな初めてを描くんでしょうか。楽しみです(*^▽^*) (2017年11月13日 3時) (レス) id: c7d5b947cf (このIDを非表示/違反報告)
しめらん(プロフ) - ラブコン大好きなので新作嬉しすぎです！！！ありがとうございます^ ^ (2017年11月12日 17時) (レス) id: 98e2dbdcfb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：踊れる人大好き芸人
| 作成日時：2017年11月12日 9時
