南校舎2階 (ページ4)

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1時間以上お互い集中してラベル貼りと片付けをしていたみたいで気づけばもう18時を過ぎようとしていた

結星「終わったし、帰ろーぜ！」

『うん！……お兄ちゃん部活終わったかな。』

結星「え、A兄ちゃんいんの！？」

『え、うん。』

えー！なんか意外だわ！なんて言われながら帰る支度をして鍵を閉める

職員室に鍵を返して玄関へ歩いていると前からお兄ちゃんが歩いてきた

「 Aー！委員会終わったかー？帰るぞー！」

『 …声でかい。』

「ん？お前、だれ？」

結星「あ、同じ図書委員の長瀬結星です！」

「おー！長瀬ね！俺、Aの兄貴の湧！元木湧！」

馬鹿でかい声で自己紹介して結星の肩に手を回しながら話すお兄ちゃん

我が兄貴ながらに陽キャすぎると思う

廊下のど真ん中で何やってるんだか

「あれ、湧くんなにしてるんすか？」

『 …え、』

湧「お、深田！鍵閉め終わった？」

深田「はい！ん、1年生？」

お兄ちゃんの後ろから歩いてきた人は、まさにさっきの笑顔の人で

私達を不思議そうに見る顔すらかっこいい

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