桜の木の下、これは恋。 (ページ25)

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光成と渉を先に送って最後に俺ん家に行ってくれた湧

さっきからずっと気になるようにちらちら見てる

湧「え、なに。その子彼女なの？」

「いや、違うよ。でも、そーなったらいいよね。」

湧「へー、黒ちゃんが珍しいじゃん。」

「 ……なんか、この人だ！ってなったんだよ。」

湧「なんだそれ笑まあでも、黒ちゃんが前向けたなら俺は応援するわ。」

中学時代、恋愛でもいろいろあったことを知ってる湧は時々心配してくれる

今も起きないように小声で話してくれてるし

湧「ほら、着いたぞ。」

「ありがとう。湧！」

湧「いいってことよ！」

着いたあとも玄関を開けたりカバンを持ってくれたり最後まで手伝ってくれた

眠そうにあくびをしながら帰って行った湧を見届けてA先輩の様子を見る

まだ起きる様子はなくて、どれだけ疲れてたんだろうって

起きた時に何か食べれるようにご飯を作ることにした

「何にしよう… 」

「好きな食べ物とか知らないんだよなあ、」

冷蔵庫を開いてみれば割と具材があって

できる限り温かいものとかの方がいいかなと思ってシチューを作ることにした

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