桜の木の下、これは恋。 (ページ22)

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そもそも、ここ数日まともな睡眠が取れていなかった

理由は、執筆が間に合っていないこと

恋愛小説だけならまだ良かったけど毎月掲載させて貰っている連載が書けていない

いつもはノートパソコンに対面すればある程度書けるのに今回は全くで書いては消しての繰り返し

『 ……先生、頭が… 』

「先輩体調、悪いんですよね？」

『 …え、？光輝くん？』

「ずっと顔色悪そうだったから、心配で戻ってきました！」

ぐらついた視界に体もふらついてそれを光輝くんが支えてくれた

そこから力が入らなくなってうまく立っていられない

「黒田くん、Aちゃんのことベッドに連れていってあげて！」

「あれほど無理しちゃだめって言ってたのに、またやったのね、？」

『うん、』

そう、前回もこういう事があってその時は体育の授業中に倒れてしまって

それから絶対無理はしないようにと釘を刺されていた

「 A先輩…大丈夫ですか、？」

『 …大丈夫だから、光輝くんは授業に行きな？』

「いやです。先輩が辛そうなのに置いてきたくないです。」

私に布団をかけながら心配そうに光輝くんが言った

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