. ページ30
.
逃げて、そんな事出来るわけない、
なのに、なのに。
世界「おは……!何してんの!!?」
大樹「なっちゃん!!」
勇征「そ、、うた?」
慧人「手……」
慧人の声で気がついた。僕の手には堀夏君に近づいた時に少し付いた血が。
他の人から見たら僕が犯人に見えるのが普通。
それでいいんやない?
堀夏君は僕に逃げてそう言った。
って事は、僕が狙われとるってこと。
どうせ、あの人やろうな……、
僕が犯人になればみんなは僕に近づかなくなる。
そうなったらみんなに危害が加わることも無い。
それなら、
颯太「僕が、僕が傷つけた。」
勇征「は?」
気づけば、堀夏君は救護室に連れて行かれてた。
幸い、血の量は少なくて傷口も小さくて縫うこともなかった。
世界さんが、着いて行って今はA以外のメンバー。
しばらくしてAが来た。
A「本気で言ってるの?」
颯太「本気。」
A「……、分かった。私、なっちゃんのとこ行ってくる。颯太も行く、?」
颯太「……いや、少し時間貰う、」
A「うん、……後でね。」
僕にしか聞こえないような声で信じてる、そう呟いたA。
堀夏くんのもとへ、走り出して行った。
大樹「本当に、本当に颯太なの。」
颯太「何回も言わせんといてください。」
慧人「そんな……」
黎弥「なんで、?なんであんな事……」
自分で嘘ついたくせに苦しい。
嘘、見抜いて貰えないんやな………、
気づいてもらえないのか、
僕は、スタジオを飛び出してた。
.
295人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みどきち - めっちゃくちゃ良いです!一個だけ、アメリカぎアメリアになってます。 (2023年2月21日 18時) (レス) @page15 id: 9b4d73b29a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:こま | 作成日時:2020年5月17日 19時