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北 「プハッ!うまいっ!ウシシ」
藤 「だね、うまい」
北 「あのさ!来てくれてありがとっ!」
藤 「うん、だから、当たり前だろ?友達なんだから」
北 「・・・」
藤 「あ・・・もぉ〜・・・(苦笑)」
北 「ごめん、ぶっ壊れてるみたい(笑)」
飽きもせずまた涙をポロポロ流したけど、
笑いながら拭ってるからなんかもぉ安心っていうのかな?
俺も「なら仕方がないね」って笑えてきてしまった。
藤 「フフ、真っ赤」
北 「へ?」
藤 「目、カラコンやめたんじゃなかったの?(笑)」
北 「これは仕方がねぇだろっ///」
藤 「うん(笑)」
白髪、青い目の彼は、黒髪、赤い目で帰ってきた。
そぉ、やっと帰ってきたんだ。
なのに俺達は何をしているんだろう。
いい歳した大の男2人がモジモジと。
ってか俺が悪いな。
彼はもぉ1から10まで色々話してくれてた。
いなくなった時も、いなかった間の事も色々。
だから今度は俺が話さなきゃ。
ずっと待ってた事、どう過ごしてたか、
みんなはどうしてるか、これからどうしていきたいか。
そぉ、話したい事は沢山ある。
沢山沢山あるんだ。だけど、まずは取り合えず・・・
藤 「宏光、おかえり」
ごめん、まだ言ってなかった。
でも宏光がタックルしてくるから悪いんだぜ?
本当はもっと、ちゃんと、すぐに言いたかったんだから。
北 「ウッ・・・・・・ウ"ーー・・・ただいまぁー・・・」
藤 「うん、おかえり(笑)」
北 「も"ぉ〜止まんねぇよ"ぉ・・・」
藤 「クックックッ(笑)」
北 「笑うなよっ///」
藤 「いいじゃん、笑えるなら笑っとこうよ」
北 「・・・・・・ズッ、そだな・・・ヘヘッ」
藤 「時間はあるから大丈夫、ゆっくり落ち着いたら?」
北 「・・・ん」
そして彼だけ彼の願い通り笑ってではないけど、
彼の涙が落ち着くまで俺らは肩を並べ、
空を泳ぐ魚を黙って、たまに顔を見合わせて、また眺めた。
藤 「落ち着いた?」
北 「ん・・・」
藤 「本当?もぉ泣かない?(笑)」
北 「・・・タブン」
藤 「多分か(笑)じゃあもう少しゆっくりしよ」
結局そんな感じであっという間に1時間が過ぎ、
手に持ってた缶ビールはすっかりぬるく、
辺りは提灯の灯りが綺麗に見えるぐらい日が落ち始めてた。
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朱蝶(プロフ) - いゆらんさん» いゆらんサン♪こんばんは(*^^*)太輔さんも沢山後悔してきましたからね、やっとのやっとしてあげたかった事が出来てる感じです(*^^*)続きも楽しんで頂けるように頑張りますo(`^´*) (2017年9月13日 18時) (レス) id: 03a875af6f (このIDを非表示/違反報告)
いゆらん(プロフ) - こんばんは♪太輔さんの優しさが本当に染みてくるというか何とも言えない暖かい感情になります。泣いた顔を隠すのにお面なんて、本当に素敵です。そして、泣くのはみっくんの担当だから太輔さんは笑わせるよなんて胸熱です。この素敵な続きを楽しみにお待ちしております (2017年9月11日 17時) (レス) id: 3188bfb525 (このIDを非表示/違反報告)
朱蝶(プロフ) - ゆーさん» ゆーサン♪進みの悪さをゆっくり埋めてってるなんて、そんな風に言って頂けるなんて嬉しくて泣けます!有難うございます( ;∀;)続きも楽しんで頂けるように頑張ります! (2017年9月9日 19時) (レス) id: 03a875af6f (このIDを非表示/違反報告)
朱蝶(プロフ) - MISAさん» MISA様♪キュンッてしちゃいました?(笑)こんな優男他にいませんよ!(笑)はい!私の太輔さんはやっぱりMISA様しかおりません( ●≧艸≦)vvv 移行出来るように頑張ります!(笑) (2017年9月9日 19時) (レス) id: 03a875af6f (このIDを非表示/違反報告)
ゆー(プロフ) - こんばんは!更新ゆっくり待ってますよー!というより、やっと会えた2人が離れてた時間をゆっくり埋めていってるって感じでなんだかほっこりしてます。笑 (2017年9月8日 21時) (レス) id: b2d11b2e22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朱蝶 | 作成日時:2017年6月5日 19時