ビー玉は知っている。< 2 >

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俺まだ色々感じれるんだなぁって、
砂浜に裸足で下りたとか熱いけどなんかアガる感じ？
俺生きてるんだなぁって自分を感じたよ。

まぁ、だから砂山作ってる時にさ、
また悲しくなっちゃったんだよね。笑



もっと太輔と普通に出会いたかったって。



こんな変な嘘なんかで塗り固めないでさ、
もっと普通に話しかけて、仲良くなって、
もっと普通に、普通の友達になりたかったって。
太輔に色々嘘ついてるのが苦しくなった。

じゃあなんでこうなったんだろうって、
もっとちゃんと仕事が出来てたら違ったのか、
病気になんなきゃ違ったのか、
もっともっともっともっと要領よくやってたらって。

でも記憶をどこまで巻き戻しても、
どこから俺はやり直したらいいのか全然分かんなくて、
どうやったらもっと普通でいれたのか分かんなくて、
俺はどこまで戻っても駄目なんだって悲しくなった。

太輔は完璧な人なんていないって言ってくれたけど、
宏光は宏光だろって言ってくれたけど、
俺は太輔に本当の姿も事情も何1つ言えてなかったから、
やっぱり胸が苦しくなった、ごめん嘘つきで。
折角励ましてくれたのに、本当にごめん。

砂山を作りながら思ったよ。
もぉ終わりにしなきゃって。



太輔をずっと騙してるのが嫌になったんだ。



なのにさ、また泊まってっていいと言うからさ、
なんかもぉ嬉しいのと悲しいのが混じった。笑
でもこれで終わりにしようって決めたんだ。

そんでさっきまた、寝てる太輔の傍行っちった。笑
そしたら太輔に手招きされたよ。
傍に行ってしゃがんだら頭を撫でてくれた。

ねぇ、あれは本当に寝惚けてた？笑
怖いぐらいちゃんと会話してたよ。笑
でも太輔には本当にミツに見えてたんだろうね。

太輔ってば頭を撫でるのやめてくれなくてさ、
でもネコになったらこんな感じなんだなって、
少しだったけど凄く嬉しくて幸せだった。



ねぇ太輔、大好きって言ったのは届いたかな？



寝惚けてる太輔は俺も会いたかったよって、
大好きだよって言ってくれたんだよ。
俺はもぉ、それだけで良いって思ったよ。
例え俺に対してじゃなくても良いって。

ごめんな、少しだけ、ほんの少しだけ、
俺も枕元に自分の両腕に頭置いて突っ伏した。笑
太輔｢久々だなぁ｣って言ってた。笑
ミツと一緒に寝る夢でも見てた？笑
太輔の寝息を聞いてる時間、凄く幸せだった。



幸せだったからかな？すげぇ泣けたよ。笑


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