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先生に抱き着きながら滲んだ世界を拭った。
これは俺が決めた事。
もう誰も責められない。
ｸﾘｱになった世界に見える真っ暗な幼稚園。
また1つ大事な何かを失くした気がして目を閉じた。
そしてゆっくり開いて、変わらぬ世界を睨み付けた。
ーコレは仕事。割り切れる関係になったんだ。ー
体を離すと先生は今にも泣きそうな顔をしていた。
だから頬っぺたを包んだやった。
藤 ｢…北山ｻﾝ…？｣
北 ｢ﾌﾌ、冷たい(笑)｣
藤 ｢…｣
北 ｢なぁｺﾝﾋﾞﾆ行こうぜ？｣
藤 ｢え…｣
北 ｢煙草、少ないからさ。先生の車で連れてって？｣
藤 ｢あ…はい…｣
そそくさと車に乗り込み、冷えた手を暖めた。
北 ｢う"〜寒い寒いっ｣
藤 ｢…｣
北 ｢暖房暖房！早く着けて！｣
藤 ｢あ、はい…｣
北 ｢ここが暖房ね？よし、覚えた！｣
藤 ｢…？｣
北 ｢ん？あ、俺免許持ってねぇからさ、車の仕組みわかんねぇの(笑)｣
藤 ｢そぉ…なんですね…｣
北 ｢おぅ。だから先生色々教えてな？｣
藤 ｢はい…｣
すっかり口数が減った先生。
変なの、自分が望んだ事なのに。
やっぱ嫌なら、今すぐやめてくれていいよ…
北 ｢よし、先生も一緒来る？｣
藤 ｢あ…いえ、待ってます…｣
北 ｢そっ｣
俺は封筒から1枚札を抜き、ｺﾝﾋﾞﾆへ入った。
北 ｢ただいまぁ〜、ほい｣
藤 ｢え…｣
北 ｢さみぃだろ？珈琲これでよかった？｣
藤 ｢あ…はい、有難うございます…｣
北 ｢まぁ、先生から貰った金だけどな(笑)｣
もぉ貰った金。
悪びれる必要も、遠慮する必要もない。
先生に珈琲を渡すと俺は煙草に火をつけた。
藤 ｢…場所、どうします…？幼稚園ですか…？｣
北 ｢えっ、家まで送ってくれないの？｣
藤 ｢……いいんですか…？｣
北 ｢いいよ別にもぉ、金も貰ったし｣
藤 ｢……｣
それが今の俺の精一杯の嫌味だった。
その後、家の場所を説明する以外の会話は無かった。
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朱蝶(プロフ) - りーりんさん» りーりんｻﾝ♪通知が来てなくて、ｺﾒﾝﾄ今気付きました(。>д<)ﾎﾝﾄにごめんなさい！！そして遅れましたが明けましてですね、今年もどうぞ宜しくお願い致します(*^^*)そしてお話の方も、是非2章の方も宜しくお願い致しますm(__)m (2016年1月15日 6時) (
レス) id: 8f5c2f994c (このIDを非表示/違反報告)
りーりん(プロフ) - あけましておめでとうございます！朱蝶さんの作品どれもドキドキわくわくしながら読んでます！藤ヶ谷さんに対する北山さんの態度がだんだんと変化していく様子を見ておやおや？っと思いました！笑 これからも引き続き応援させて頂きます！！頑張ってください！！ (2016年1月5日 11時) (レス) id: 49e989fdfb (このIDを非表示/違反報告)
朱蝶(プロフ) - FUKA … xxx さん» FUKA … xxxｻﾝ♪明けましておめでとうございます(*^^*)今年も楽しんで頂けるように頑張りますねo(｀^´*)ただ今年のこちらの更新はもう暫くお待ちくださいませーm(__)m (2016年1月3日 16時) (レス) id: 8f5c2f994c (このIDを非表示/違反報告)
朱蝶(プロフ) - みちゅるんさん» みちゅるんｻﾝ♪あ、2回目気にして頂き有難うございます(゜▽゜*)その2回目がちょっと大事だったりするんです!!鼻が利きますね(*´艸`*)♪今年の更新はもう暫くお待ちくださいませーm(__)m (2016年1月3日 16時) (レス) id: 8f5c2f994c (このIDを非表示/違反報告)
朱蝶(プロフ) - たいちゃんらぶさん» たいちゃんらぶｻﾝ♪明けましておめでとうございます(*^^*)そうなんです、2人は似てるけど正反対なんです。でも正反対の方が人は同じより何かを生み出すんですよ(*^^*)今年の更新はもう暫くお待ちください!!(笑) (2016年1月3日 16時) (レス) id: 8f5c2f994c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朱蝶
| 作成日時：2015年10月26日 18時
