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鳴り響くｲﾝﾀｰﾌｫﾝにﾄﾞｱまで叩き始めた所で、
ハッと悲観的な場所から現実に気持ちが戻った。
そそくさと玄関を開けると、
恨めしそうな顔で俺を見る下の階の狸ｼﾞｼﾞｨ。
普段からちょっとした事で口煩くて嫌いだった。
男 ｢お宅水漏れしてない？うちまで……わぁ…｣
狸ｼﾞｼﾞｨはうちの様子を見ると言葉を失った。
そしてまた俺を見ると眉間にシワを寄せ、
取り敢えず自分ちに来てなんとかしろと出て行った。
扉が閉まったのと同時にタメ息が出た。
そして後ろを振り向けば水浸しの床…
俺はまたタメ息をついて取り敢えず洗濯機を止めた。
前々から洗濯機のﾎｰｽが壊れかけなのは分かってた。
でも新しく買う余裕もないし、
ｶﾞﾑﾃｰﾌﾟやﾋﾞﾆｰﾙﾃｰﾌﾟで騙し騙し使っていた。
ちゃんとﾎｰｽの繋ぎ目に桶も置いてた。
だがついに限界がきたようで、
脱水の水が玄関前1面に溢れたのだ。
北 ｢ﾎﾝﾄ最悪…｣
取り敢えずﾊﾞｽﾀｵﾙ1枚持って下の階へ向かった。
ちゃっちゃと片付けて厄介事を終わらせたい。
面倒臭さ満載で気だるくｲﾝﾀｰﾌｫﾝを押した。
男 ｢これ見てくれよ、どうしてくれるんだい？｣
人の家を見て、今度は俺が言葉を失った。
あちらこちらからﾎﾞﾀﾎﾞﾀと、
まるで降り始めの雨の如く天井から水が垂れていた。
北 ｢ぇ…ちょ、ﾀｵﾙ、ﾀｵﾙもっと持ってきます！｣
やっと事態が緊急で重大な事に気付いた俺は、
家中のﾀｵﾙを持ってｼﾞｼﾞｨの家に行き、
垂れる水の下に置いたり床を拭いた。
でもﾀｵﾙじゃ足らない位の水量で、
自分の部屋に戻り他に拭けるものを探したが、
あとあるものといったら布団ぐらいだった。
北 ｢…しゃーないか…ﾊｧ…｣
使ってる掛け布団、
あと押し入れに突っ込んだままのﾀｵﾙｹｯﾄを手に取った。
ｼﾞｼﾞｨの家を片付けてるとｲﾝﾀｰﾌｫﾝが鳴り、
ｼﾞｼﾞｨが出たと思ったら呼ばれ、
管理人かなんかかと思ったら更に下の階の主婦だった。
女 ｢あの…なんか水漏れしてて…｣
被害は拡大。
更に下の階まで水はつたっていた…
取り敢えず持って来たﾀｵﾙｹｯﾄ1枚持って下へ。
そこはｼﾞｼﾞｨんちほどじゃなくも、
1部から水が垂れていて項垂れつつも、
また頭を下げながらそこにﾀｵﾙｹｯﾄをひいた。
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朱蝶(プロフ) - りーりんさん» りーりんｻﾝ♪通知が来てなくて、ｺﾒﾝﾄ今気付きました(。>д<)ﾎﾝﾄにごめんなさい！！そして遅れましたが明けましてですね、今年もどうぞ宜しくお願い致します(*^^*)そしてお話の方も、是非2章の方も宜しくお願い致しますm(__)m (2016年1月15日 6時) (
レス) id: 8f5c2f994c (このIDを非表示/違反報告)
りーりん(プロフ) - あけましておめでとうございます！朱蝶さんの作品どれもドキドキわくわくしながら読んでます！藤ヶ谷さんに対する北山さんの態度がだんだんと変化していく様子を見ておやおや？っと思いました！笑 これからも引き続き応援させて頂きます！！頑張ってください！！ (2016年1月5日 11時) (レス) id: 49e989fdfb (このIDを非表示/違反報告)
朱蝶(プロフ) - FUKA … xxx さん» FUKA … xxxｻﾝ♪明けましておめでとうございます(*^^*)今年も楽しんで頂けるように頑張りますねo(｀^´*)ただ今年のこちらの更新はもう暫くお待ちくださいませーm(__)m (2016年1月3日 16時) (レス) id: 8f5c2f994c (このIDを非表示/違反報告)
朱蝶(プロフ) - みちゅるんさん» みちゅるんｻﾝ♪あ、2回目気にして頂き有難うございます(゜▽゜*)その2回目がちょっと大事だったりするんです!!鼻が利きますね(*´艸`*)♪今年の更新はもう暫くお待ちくださいませーm(__)m (2016年1月3日 16時) (レス) id: 8f5c2f994c (このIDを非表示/違反報告)
朱蝶(プロフ) - たいちゃんらぶさん» たいちゃんらぶｻﾝ♪明けましておめでとうございます(*^^*)そうなんです、2人は似てるけど正反対なんです。でも正反対の方が人は同じより何かを生み出すんですよ(*^^*)今年の更新はもう暫くお待ちください!!(笑) (2016年1月3日 16時) (レス) id: 8f5c2f994c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朱蝶
| 作成日時：2015年10月26日 18時
