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＜北side>
｢ﾝｯ……ねむぃ…………｣
なんだかいつもと違う匂いのする朝…
なんでだろ…
｢あっっ！！！｣
昨日の事を思い出して飛び起きた。
隣で寝てたはずの太輔は居なくて慌てて茶の間へ走った。
｢居ねぇ…｣
そりゃそうだ。
時計の針は10時を過ぎていた。
朝一緒に出るつもりだったのに…
やっちまったなぁ…
どうすっかなぁーって辺りを見回す。
小綺麗にされたテーブルの上にメモがあった。
【 宏光へ 】
おはよう。
気持ち良さそうに寝てたから起こすのやめました。
朝飯は冷蔵庫のもん適当に食べて良いよ。
昼過ぎには帰るから良かったら昼飯一緒に食べよう。
もし予定あったら気にせず出掛けて。
ただ連絡先また交換し忘れたから連絡先書いといて(笑)
あと鍵置いていくから、
出掛けるならこれで閉めて次会うまで持ってて。
家にいるなら好きに過ごしてていいよ。
じゃ、行ってきます。
【 太輔 】
｢……行ってらっしゃい、太輔｣
俺はその紙をギュッと胸にあてた。
そして少しのズレもないようにキレイに折った。
｢ってか、鍵ってヤバイだろ(笑)｣
近くにあったメモ用紙に自分の連絡先を書いて、
その鍵を重り代わりにメモ用紙の上に置いた。
｢昼過ぎって何時だろ…｣
腹は減ったけど、
太輔があと2時間ぐらいで帰ってくるなら食ってもな…
なんか小腹満たすもんあるかなぁ？
『ｶﾞﾁｬ…』
あ、卵。ソーセージもあんじゃん。
これで良いや。
目玉焼きとソーセージを軽く焼いて小腹を満たす。
そして本のある部屋へ行く途中通った縁側。
良い天気だなぁ〜。
あ、ここが1度味わったらヤバイ縁側か？
なら味わないとですね〜♪
本の部屋へ行き本を選ぶ。
キレイに並ぶ数十冊の本。
やっぱこの空間なんかいいな。
本の匂いに包まれて、
まるで自分も誰かに作られた本になったみたい。
並ぶ背表紙をスーっと指で撫でる。
沢山読んでもらえな？
お前も、お前も、お前もめっちゃ面白いから。
きっと太輔は何度だってお前らを見つけ出しては、
読んでくれるよ。
………やっぱりここに居よう。
俺は自分の荷物を持ってきて、
カフェに居る時と同じ過ごし方をした。
縁側は太輔が帰ってからにしよう。
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朱蝶(プロフ) - ふじみつさん» ふじみつさん♪こんにちは(*^^*)繰り返し読んでくださり有難うございます、私にとってとても特別なお話なのでとても嬉しいです(*^^*)今お泊まりですか！まだまだワクワクが沢山待ってますね(*´艸`) (2018年9月22日 18時) (
レス) id: fea3ffa764 (このIDを非表示/違反報告)
ふじみつ(プロフ) - こんにちは(〃ω〃) 何度も何度も逢いたくなるこの世界。突然読み返したくなるんです。大好きとしかいいようがありません。今、初めて太輔君のお家にお泊まりしてる所なのに、何だかドバーッと感情が溢れだしました。早くみっ君を幸せにする為に読まなくちゃ！ (2018年9月22日 15時) (レス) id: 67a79b765f (このIDを非表示/違反報告)
朱蝶(プロフ) - 斐南さん» 斐南ｻﾝ♪あはは、コメントの名前見てビックリしちゃいました(笑)今ね、文字とか書き直しもしてますので、もっと読みやすくなると思いますので、また宜しくお願いします(笑) (2016年9月1日 20時) (レス) id: 79dba4bb20 (このIDを非表示/違反報告)
斐南(プロフ) - もう何度も読み返しているのに、何度も何度もここへ来ては同じように感動します。このお話は私の宝物です。本恋を創って下さって本当にありがとうございます！ (2016年9月1日 20時) (レス) id: e9c55da7fe (このIDを非表示/違反報告)
朱蝶(プロフ) - ＼(^o^)／さん» 初めまして、お逢い出来て嬉しいです(*^^*)ﾉﾝﾘｱﾙですが、楽しんで頂けたら嬉しいです(*^^*) (2015年6月2日 19時) (レス) id: 8f5c2f994c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朱蝶
| 作成日時：2015年3月23日 19時
