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君はソレに気付かない。8 ページ8

<藤side>





突然の大声に怯んだ俺の身体をするする抜け、

走り去ってしまった愛しい人。






藤 「どーゆー事……?(苦笑)」






情けなくベッドに座りながら出ていったドアを見つめた。





なんか閃いたような感じ…

今閃めくって言ったら1つしかないよねぇ…





リビングへ行くと机に向かって背中を丸めていた。





やっぱ歌詞か…(苦笑)

すげぇ悲しいけど、まぁ…お礼言われたし?

今回は許してあげましょう。




キッチンへ行き温かい飲み物を用意し机に置いた。

俺なんかに見向きもしない。

多分言っても無駄だとは思うけど…






藤 「ミツ、服直したら?」


北 「んー」






はい、返事だけ。

北山サン、アナタ今シャツのボタンもぉ1個しかかかってませんよ?

外したの俺だけど風邪引きますよ?

仕方がないと思い後ろから抱き着きボタンを着けてやる。






藤 「……」


北 「……(カツカツ カツカツ)」






はい、着けましたよ(笑)

でも俺への反応なし。

はぁ…、充電が切れるまで俺も作詞しますか。



ダイニングテーブルに移りまたさっきみたいに背中を見つめた。

そして見つめたままペンを何となく走らせる。






『 こっちを向かない君 』


『 欲しがってるのは君?俺? 』


『 好きだって言ったらどうする? 』


『 目が離せない 』


『 キレイな君のせい 』


『 触りたい 』


『早く誘いにのってくれ』






そんな事を書き走らせながら見るミツの背中。






思い出すなぁ…

ミツに片想いをしてた頃を…。

あの頃近付きたくても近付けない距離に、

よく苛々したりしたっけ。






作詞に夢中で俺に見向きもしないミツ。






まるで、こんな感じ。

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朱蝶(プロフ) - 姉さんさん» 姉さんサン、初めまして。お逢いできて嬉しいです(*^^*)今回は読んでいただき有難うございました(*^^*) (2016年5月14日 1時) (レス) id: 8f5c2f994c (このIDを非表示/違反報告)
姉さん - 素敵でしたw (2016年5月13日 22時) (レス) id: 5f8009841a (このIDを非表示/違反報告)
朱蝶(プロフ) - せりさん» せりサン初めまして、お逢い出来て嬉しいです(*^^*)焦れったい感じが気に入って頂けましたか(笑)それは良かったです(*≧∀≦*)♪これからも楽しんで頂けるように頑張ります(*^^*) (2015年9月21日 1時) (レス) id: 8f5c2f994c (このIDを非表示/違反報告)
せり - 藤北らしいし、じれったい感じがたまらなく大好きです。これからも頑張って下さい。 (2015年9月20日 19時) (レス) id: 7f36d1b57d (このIDを非表示/違反報告)
朱蝶(プロフ) - 藤北大好きさん» 姉様に褒められるといつもくすぐったくなっちゃいます(*´艸`*)姉様に楽しんで頂けて良かったです♪♪ホントにホントに最後まで有難うございましたヽ(;▽;)ノ (2015年5月3日 4時) (レス) id: 8f5c2f994c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:朱蝶 | 作成日時:2015年3月17日 20時

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