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君はソレに気付かない。6 ページ6

<北side>




北 「はぁ…」


藤 「みーつ、まだ寝ないの?」






風呂からあがった太輔が頭を乾かしながら寄ってくる。






藤 「……えぃっ」


北 「ふぇっ……あにひゅんらよ」


藤 「考えすぎ。」






俺の頬を摘まむ太輔は困ったように笑った。

なんでもかんでも見透かすなよ。






藤 「ミツの事だからどうせ歌詞作り以外の事考えてるんでしょ?」


北 「……」


藤 「ミツ、なんで今回俺ら一緒やるんだっけ?」


北 「大きなツアーだし、初心も忘れないって意味で…」


藤 「だよね。ならそんなに考えなくても大丈夫じゃない?だって俺らが2人でやるってそーゆー事でしょ?」


北 「……まぁ。」






なんでホント考える事分かんだよ…






藤 「それにはスタッフとも話して決めたけど、この曲のテーマは?」


北 「1人の女の子を取り合う…」


藤 「なんでそうなったんだっけ?」


北 「聞いた子自身がその対象になったようにドキドキさせるため…」


藤 「うんだよね。じゃぁ今ミツが考えるのって俺らの事?」


北 「……今はファンの事。」


藤 「はい、よく出来ました。さぁ寝よ。」


北 「でも、何の解決も」


藤 「してないよ。でもそれは今解決しないから。」


北 「…」


藤 「ミツが何で悩んでるか何となく分かる。でもそれは歌詞作りには必要ないから。」






……まぁ、確かに。

歌詞に俺らの事書くわけじゃないし…





藤 「今は俺と奪い合うのだけ考えな。」


北 「……」


藤 「全力で俺から奪ってよ。」


北 「…」


藤 「俺のハート♡」


北 「は?」


藤 「はい、まずは俺が奪ってあげるから寝るよ〜♪」


北 「ちょ、わっ!!ばかっ」


藤 「大丈夫だよ、俺とミツだもん。」






俺を抱き抱えながら優しく笑う。

お前が言うとホント大丈夫な気がする。






そうだ…、






俺達そうやってやってきたんだよな。

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朱蝶(プロフ) - 姉さんさん» 姉さんサン、初めまして。お逢いできて嬉しいです(*^^*)今回は読んでいただき有難うございました(*^^*) (2016年5月14日 1時) (レス) id: 8f5c2f994c (このIDを非表示/違反報告)
姉さん - 素敵でしたw (2016年5月13日 22時) (レス) id: 5f8009841a (このIDを非表示/違反報告)
朱蝶(プロフ) - せりさん» せりサン初めまして、お逢い出来て嬉しいです(*^^*)焦れったい感じが気に入って頂けましたか(笑)それは良かったです(*≧∀≦*)♪これからも楽しんで頂けるように頑張ります(*^^*) (2015年9月21日 1時) (レス) id: 8f5c2f994c (このIDを非表示/違反報告)
せり - 藤北らしいし、じれったい感じがたまらなく大好きです。これからも頑張って下さい。 (2015年9月20日 19時) (レス) id: 7f36d1b57d (このIDを非表示/違反報告)
朱蝶(プロフ) - 藤北大好きさん» 姉様に褒められるといつもくすぐったくなっちゃいます(*´艸`*)姉様に楽しんで頂けて良かったです♪♪ホントにホントに最後まで有難うございましたヽ(;▽;)ノ (2015年5月3日 4時) (レス) id: 8f5c2f994c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:朱蝶 | 作成日時:2015年3月17日 20時

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