君はソレに気付かない。

君はソレに気付かない。39 ページ39

＜北side>




千 ｢ねぇねぇ!!｣


北･藤 ｢｢ ん?? ｣｣


千 ｢それ今着ないの?｣


藤 ｢そうだね、北山1度合わせてみてよ。｣


北 ｢だな。｣







言われて着替えてみたが……

うん、確かにﾘﾒｲｸだよ。

だから多少の変更は当たり前だとは思うけど…







北 ｢おいっ!!黒一色じゃねぇかっ!!｣


千 ｢わぁ♪ﾐﾂｶｯｺｲｲ〜♪｣


藤 ｢んふふ、いい感じだね。｣


北 ｢お前はなんでそんなｶﾗﾌﾙなんだよっ｣


藤 ｢え、そんな事ないよ?赤と黒だけだよ?｣


北 ｢俺の赤はどこ行ったっ｣


藤 ｢ﾐﾂは変わりにｼﾙﾊﾞｰ入ってんじゃん。｣







いやなんか違う。

太輔のはなんか赤と黒でﾊﾞﾗﾝｽとれてるのに、

俺のはなんか…







宮 ｢北やん小悪魔ですなぁ〜♪｣


北 ｢そうそれっっ!!!｣


宮 ｢へ?｣







太輔の方を見るとﾆﾔﾆﾔ笑ってた。

ｺｲﾂ……。







北 ｢おま｣


千 ｢でも、ｶｯｺよさ一色って感じだね?｣


藤 ｢でしょ?北山は可愛くなりすぎちゃうからさ、
一色で染めてもらったんだ。｣


宮 ｢うんうん、北やんは可愛くしなくても可愛さ滲みでちゃいますからな〜｣


藤 ｢そ。これが1番北山のカッコよさを引き出せると思ったんだよね。｣







俺のため……。

一生懸命考えてくれたのに、

俺ってばｱｲﾂ自分の欲のためにとか思っちゃった…。







千 ｢やっぱｶｯｺｲｲ曲だから露出少ないの?｣


宮 ｢2人共胸元のｾｸｼｰさ減りましたな。｣


藤 ｢うん、見せない色気勝負っていいでしょ?｣


宮 ｢なるほど〜｣


千 ｢なんだ、ｶﾞﾔさんの独占欲かと思った〜｣


藤 ｢あ、それもあるよ。｣







んっ!?







藤 ｢胸元は勿論、腰の布って色分かれてるとさ揺れてるの目立つじゃん?それってどう思う?｣


宮･千 ｢｢ えろーい ｣｣


藤 ｢だから、一色なら分かりずらいかなって。live中暗いし更に分かりずらでしょ?｣


北 ｢お〜まぁ〜え〜なぁ〜〜〜っっ｣


藤 ｢これぐらい良いだろ、ちゃんとｶｯｺｲｲんだし。｣






千 ｢あー…俺余計な事言っちゃった?(苦笑)｣


宮 ｢いずれバレる事だから平気でしょ(苦笑)｣







取り合えず、衣装も出来た。

不満は家に帰ったら言おう。

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