君はソレに気付かない。36 ページ36
<藤side>
ソファーを縦に挟み曲が始まる。
まだよく分からず立ってるミツ。
藤 「はい、そのキョトン顔アウト。」
北 「は!?」
顔をしかめると鋭い視線が俺を捕らえた。
その視線に俺も手を繋ぐよう視線を絡めた。
そして見つめ合ったまま振りを始める。
藤 「そんな可愛くちゃすぐライオンに食べられちゃうよ?」
北 「可愛かねぇーよっ」
ちょこちょこ踏むステップ、
舞うように綺麗な手の動き、
その全てに目が奪われる。
全部俺のだ。
下から上まで舐め回すように視線を這わせると視線がぶつかった。
少し赤らんだ頬。
藤 「それじゃ駄目だな。」
近くに寄り顎を抑え自分に向かせる。
藤 「恥ずかしい?」
北 「んなっ、離せ馬鹿っ///」
藤 「ほらその顔。照れてたらこの曲出来ないよ?」
北 「分かってるわっ///」
ミツの腰を引寄せ顔をグッと近付けた。
藤 「あぁ、それとも今すぐ抱かれたかった?」
北 「ふざけんなっ!!獣と一緒にすんなっ!!!」
俺を突き飛ばすと、
その目は鋭さを取り戻し俺を睨み付けた。
藤 「いいね、その顔。いつまでそれでいられるかな?」
ミツの表情から笑顔が消えた。
そして繰り返される曲の中、
駄目だしと挑発がミツを奮い起たせた。
垂れる汗、濡れていく髪、荒い息、絡む視線、
ミツの動き全てがこの間の夜を思い出せる。
あぁ…抱きてぇ。
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朱蝶(プロフ) - 姉さんさん» 姉さんサン、初めまして。お逢いできて嬉しいです(*^^*)今回は読んでいただき有難うございました(*^^*) (2016年5月14日 1時) (レス) id: 8f5c2f994c (このIDを非表示/違反報告)
姉さん - 素敵でしたw (2016年5月13日 22時) (レス) id: 5f8009841a (このIDを非表示/違反報告)
朱蝶(プロフ) - せりさん» せりサン初めまして、お逢い出来て嬉しいです(*^^*)焦れったい感じが気に入って頂けましたか(笑)それは良かったです(*≧∀≦*)♪これからも楽しんで頂けるように頑張ります(*^^*) (2015年9月21日 1時) (レス) id: 8f5c2f994c (このIDを非表示/違反報告)
せり - 藤北らしいし、じれったい感じがたまらなく大好きです。これからも頑張って下さい。 (2015年9月20日 19時) (レス) id: 7f36d1b57d (このIDを非表示/違反報告)
朱蝶(プロフ) - 藤北大好きさん» 姉様に褒められるといつもくすぐったくなっちゃいます(*´艸`*)姉様に楽しんで頂けて良かったです♪♪ホントにホントに最後まで有難うございましたヽ(;▽;)ノ (2015年5月3日 4時) (レス) id: 8f5c2f994c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朱蝶 | 作成日時:2015年3月17日 20時