君はソレに気付かない。33 ページ33
<北side>
北 「はぁ〜…ただいまぁ…」
藤 「疲れた…」
2人でフラフラになりながら帰ってきて、
ソファーに体を沈めた。
藤 「ねぇ、やっぱさあそこの振り逆にしない…?」
北 「んぁ?あぁ…対称的にすっか…?」
藤 「うん、折角同じ振りにするんだし」
北 「じゃぁさ…」
結局グッタリしながらもずっとこんな会話だった。
しまいには熱くなりすぎて…
北 「だーかーらー!!!ここはそれじゃ意味変わんだろ!!!!」
藤 「変わんないって。」
北 「変わるわ!!!俺ら別物だろ!?」
藤 「別だけど、まとめて手に入った感欲しくない!?」
北 「手に入っちゃ駄目だろ!?」
藤 「だって両方に心奪われんだろ!?」
北 「でも選べないって話だろ!?」
藤 「選ばせねぇよ!!選ぶなら2人同時にだ!!!」
北 「ならどーすんだよっ!!この曲に和解なんかねぇよ!!!」
藤 「なら、2人が1人になればいい。」
北 「はぁ?」
藤 「俺もやりながら思ったんだけどさ、
これ1人の男の色んな1面にもなるんじゃない?」
北 「意味がわかんねぇよ。」
藤 「だから、1人の男が何日にもかけてありとあらゆる手段を試して彼女を口説くんだよ。」
北 「おいおい、曲のコンセプト変わんぞ!?」
藤 「まるっと変えるわけじゃないよ。ただそうゆう見方もあるかなって。」
北 「んーーー…」
藤 「もぉこの曲には色んな可能性があってよくない?歌詞聴いててもさ、言われてるようにも言ってるようにも聴こえるし。」
北 「まぁ…」
藤 「だから最後に俺ら2人にガッツリ惚れ込ませる何かが必要だと思わない?まるで藤北で1人の男みたいなさ。」
なんだかその言い方は、すげぇ惹かれる…
北 「ならさ…」
藤 「うん、だから…」
北 「ここは…」
藤 「違うって、」
北 「あぁぁぁぁっ!!!駄目だ駄目だっ!!!これは見てもらおう!!!」
藤 「だね。周りの意見が必要だわ。」
話し合っては確かめて、
振り付け師やみんなに見てもらう。
そんな感じが何日も続いた。
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朱蝶(プロフ) - 姉さんさん» 姉さんサン、初めまして。お逢いできて嬉しいです(*^^*)今回は読んでいただき有難うございました(*^^*) (2016年5月14日 1時) (レス) id: 8f5c2f994c (このIDを非表示/違反報告)
姉さん - 素敵でしたw (2016年5月13日 22時) (レス) id: 5f8009841a (このIDを非表示/違反報告)
朱蝶(プロフ) - せりさん» せりサン初めまして、お逢い出来て嬉しいです(*^^*)焦れったい感じが気に入って頂けましたか(笑)それは良かったです(*≧∀≦*)♪これからも楽しんで頂けるように頑張ります(*^^*) (2015年9月21日 1時) (レス) id: 8f5c2f994c (このIDを非表示/違反報告)
せり - 藤北らしいし、じれったい感じがたまらなく大好きです。これからも頑張って下さい。 (2015年9月20日 19時) (レス) id: 7f36d1b57d (このIDを非表示/違反報告)
朱蝶(プロフ) - 藤北大好きさん» 姉様に褒められるといつもくすぐったくなっちゃいます(*´艸`*)姉様に楽しんで頂けて良かったです♪♪ホントにホントに最後まで有難うございましたヽ(;▽;)ノ (2015年5月3日 4時) (レス) id: 8f5c2f994c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朱蝶 | 作成日時:2015年3月17日 20時